Webサービスコレオグラフィ
複数のWebサービス間で実行される連携フロー定義のこと。コレオグラフィ(choreography)の語源は,英語で「振り付け」等の意味があり,サービス間連携の振り付けという意味で使われる。
コレオグラフィは,複数のロール(役割)間で実施される,メッセージ交換のインタフェースとその順序,その中で交換されるメッセージの形式を定義したもの(図)。
Webサービスコレオグラフィを定義する言語・モデルとして以下の仕様が提案されている。
① ebXML BPSS:ebXMLプロジェクトで策定し,XMLとUMLの記述方式を規定している。
② WSCI:米Sun Microsystems社,独SAP社,米BEA社等による提案。WSDLをベースとしている。現在はW3Cにおいて,WS-CDL(Web Services Choreography Description Language)として標準化が進められている。
③ BPEL4WS:米Microsoft社,米IBM社,米BEA社による提案。Microsoft社のXLANGとIBM社のWSFL(Web Services Flow Language)を統合したもの。WSDLをベースとしている。現在はOASISにおいて,WS-BPELとして標準化が進められている。