イントラネット
インターネットのブラウザ(インターネット上のサービス部品を簡単に分かりやすく閲覧するためのソフト)をそのまま利用して,電子メール,ファイル転送,ネットワークニュース等のサービス部品を,組織内のコンピュータを回線でつないで利用する社内(イントラ)の情報網のこと。イントラ(intra)は「内部の」の意味であり,異なるコンピュータネットワークを相互接続するインターネットに対して,企業の本社と支社との間のネットワークとしてインターネットを使うという発想からでてきた新しいインターネットの活用法である。この場合,情報交換のツールとしてWWW等を用い,そのサーバへのアクセスをパスワードによって制限するなどの仕掛けが一般的。今後の企業情報システムのインフラとして注目されている。
従来,社内ネットワークといえば,専用のソフトウェアを用いて開発していたため,開発期間も長く,しかも開発コストも非常に大きかった。インターネットの技術はオープンなところで常に開発がなされ,利用するために必要なコストも小さく,比較的小さな企業でも利用でき,社内の情報流通の基盤として,イントラネットは定着してきた。