WWW上に存在する豊富な情報を活用し，ゼミのようなグループ学習をする環境をインターネット上に実現することによって解決できるのではないかと考える，という発想に基づいた学習手法のこと。

協調学習ナビゲーションでは，以下に示すような学習のモデルを提案している。

①　初期教材作成フェーズ：最初の学習者が，問題を解決するためにWWWをネットサーフィンして情報を集める。

②　教材参照フェーズ：作成された教材を他の学習者が参照しながら学習を行う。

③　学習者コミュニケーションフェーズ：共有している教材に対して，学習者同士が質問，回答，意見交換，議論等のコミュニケーションを行う。

④　教材編集・拡張フェーズ：記録された学習者同士のコミュニケーションの結果を教材に付加したり，学習を進める過程で新たに見つけられた情報を付加したりしながら教材を拡張していく。