用語説明

緊急パス用衛星通信システム

インターネットの普及による大都市部のプロバイダの急増等における突発的需要により有線伝送路が不足し,有線伝送路構築がお客さま要望時期に間に合わない場合の緊急対応策として衛星を利用することを目的としている。

本システムは1地球局当り52 Mbit/s双方向1chの衛星パスを提供し,地上インタフェースは52 Mbit/sのSDH対応の光インタフェース(STM-0)を有しており,多重変換装置と接続される。地球局は,アンテナ,送受信装置,変復調装置で構成され,可搬性を重視し,アンテナを分割することにより一般的なエレベータでの運搬を可能とし,2人で容易に設営できるように考慮している。1997年度末にサービスを開始。