研究所の各拠点をATMネットワークで接続したもので，研究開発成果のフィールドでの適用性を確認するとともに，研究交流を加速するための実験・検証用のインフラ。

①　NTT武蔵野R&DセンタとNTT横須賀R&Dセンタが2.4 Gbit/sで接続され，VI_&P総合実験ネットワークとして実験に用いられてきた。

②　1998年３月にNTT武蔵野R&Dセンタと米国シリコンバレーのクパチーノ実験センタを35 Mbit/sのATM回線で結び，ATM交換機MHN-Aを設置して，VTOA，サイバースタジオ，サイバースペース，ネットワークライブラリ，MPEG-2テレビ会議やグループワーク支援を含む統合OAシステム，モバイルコンピューティング等，様々な実験を行っている。

③　NTTの支社，支店のマルチメディア営業部門，および研究所リモートオフィスを結ぶMBCネットとも接続し，全国へ接続範囲を拡大。

④　NTT京阪奈ビルを含む京阪奈研究学園都市地区，NTTつくばR&Dセンタ，NTT厚木R&Dセンタに広げるとともに，海外の拠点としてNTTマレーシアR&Dセンタ等をはじめとしたアジア地域や欧州へ接続範囲を拡大していく計画。

⑤　次世代コンピュータネットワークの共同研究を加速すべく，米国においてこの分野での研究用ネットワークの国際接続点となっているシカゴのSTAR-TAP（Science, Technology and Research- Transit Access Point），カナダのATMネットワークテストベッドであるCanarie（CANadian Network for Advancement of Research, Industry and Education）等への接続を進める予定。