建設CALS/EC
建設CALS/ECは建設省が主導し,公共事業発注全体に適用されるもので,実際に推進・実行するのは公共事業の発注者・受注者両者になる。なお,公共事業の効率化には,ECの導入も不可欠であるとの観点から,CALSのあとに“EC”が追加された。
・ 建設省におけるCALSの定義
部門間,企業間等において,設計から製造,流通,保守に至る製品等のライフサイクル全般にわたる各種情報を電子化し,技術情報や取引き情報をネットワークを介して交換および共有し,製品等の開発期間の短縮,コストの削減,生産性の向上等を図ろうとする活動であり概念。
◆ 《CI-NET》
建設産業情報化推進センターが事務局となり,標準化された方法でコンピュータネットワークを利用し建設生産にかかわる様々な企業間の情報交換を実現し,建設産業全体の生産性向上を図ろうとする活動。建設省,学識経験者,関連団体,推進センター会員企業の協力を得て,建設産業におけるEDI標準のほか,建設資機材コード等の電子データ交換のための標準の策定,利用推進,広報・普及活動を行っている。