用語説明

コヒーレント検波

光ファイバ通信に用いられている,信号光のパワーの強弱を直接,“1”や“0”のディジタル信号,あるいはアナログ信号に変換する検出方法(直接検波)とは異なり,光周波数が信号光と同じか(ホモダイン検波),あるいは若干異なる(ヘテロダイン検波),変調されていない参照光を信号光に混合し,両者により発生する干渉信号(ビート信号)を検出する方法をコヒーレント検波と呼ぶ。参照光パワーを高くすることによって信号成分を増大させ,熱雑音を相対的に小さくして受信感度を従来の直接検波に比べて改善することができる。