国際フリーフォンサービス(IFS)
国際的な着信払いサービス。本サービスは,これまでは各国の各国際キャリアが独自に決めた番号にて実現されていたが,企業ユーザのグローブ化等に伴い,世界中から同じ番号で電話を受けたい,周知をしたい,という要望の高まりを背景に,IFSの一形態としてユニバーサルな番号を用いたサービスが定義され[ITU勧告E.152(改訂)],その番号構造および番号管理がITU勧告にE.169として新規に勧告化された。
◆ 《ユニバーサル国際フリーフォン番号(UIFN)》
事業者間ポータビリティも可能な番号。国番号「800」およびそれに続くユーザを識別する8桁という体系となっている(ダイヤルする場合は,各国の国際プレフィックスに続いてUIFNをダイヤルする)。
UIFNはITU事務局により一元的に管理され,申請順にできる限りユーザが希望したものが割り当てられることになっている。また国内フリーフォン番号の一部または全部を流用(embed)する場合には優先的に取り扱うことが取り決められている。