データパケット
パケット通信において,ユーザ-ユーザ(エンド・エンド)間で有効な情報を送受するためのパケット。このパケットは,通常ユーザデータ部と呼ばれる情報部を持っており,その内容はユーザ-ユーザ間でトランスペアレントに送達される。ITU-T勧告X.25の規定に従えば,1つのパケットで送受信できるユーザデータは最大4,096オクテットである。
◆ 《ショートパケット》
データパケットの一種で,そのユーザデータ部が256オクテット以下のものをいう。ITU-T勧告X.25の規定では,ユーザデータ部が128オクテット以下のデータパケットを送受信する場合には,特に網とのパケット長についての交渉手順を踏まずに,呼設定が完了すればデータパケットの送受信を行う。
◆ 《ロングパケット》
データパケットの一種で,一般にそのユーザデータ部が256オクテットを超えているものをいう。ITU-T勧告X.25の規定によれば,ロングパケットを送受信するためには呼設定時に端末と網との間で行うパケット長についての交渉手順の中で,ロングパケットの送受信を行うことを意思表示する必要がある。