光マトリクススイッチ
N個の入力とM個の出力を任意の組合せで接続するスイッチで,OXC(Optical Cross Connect)やROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing)ネットワークにおいて,複数の光路を切り替えたり,可変波長光源と組み合わせて波長割当をフレキシブルに行うために必要とされるスイッチ。
入力光ビームをミラーで偏向させ目的の出力に導く方式(MEMS型)と導波路型がある。導波路型では,N×M個のマッハツェンダー干渉計型2×2スイッチ素子を網目状に接続した構成が一般的(図)。MEMS型はN,Mが100以上の大規模なもので使用され,小規模な場合は,信頼性や安定性の優れた導波路型が用いられる。