用語説明

プラグイン技術/プラグアウト機能

交換機等の通信ソフトウェアはサービスを継続しつつ機能追加等を実施する必要があり,ソフトウェアの入れ替え作業においては慎重さが要求され,かつ操作ミスによるサービスへの影響も想定されるなどの課題があったが,これを改善するために開発されたのがプラグイン技術であり,共通プラットフォームにおいては,オブジェクト指向ソフトウェアの利点を生かし小さな機能(関数)単位でソフトウェアを着脱することが可能である。この技術では,追加や修正したいソフトウェアをその単位で記述,コンパイラしてシステムに入力することによりシステム内のプラグイン管理プログラムがそれを記憶すべきメモリエリアを自動確保し,旧プログラムがある場合にはそれと差し替え,新しい場合には追加の形でシステムに組み込まれる。追加修正が期待どおりいかなかった場合には復帰機能(プラグアウト機能)も具備しているため,運転中のシステムでの作業性を格段に向上することが期待できる。