用語説明

リピータ

受信した電気信号を増幅して転送する装置。リピータで相互接続されるホストはすべて同一のコリジョンドメインに属することとなる。リピータは,多段に組んで(カスケード接続)LANを構築することが可能であるが,“任意の2つのホスト間で設置可能なリピータは最大4個”という制限がある。

◆ 《コリジョンドメイン

コリジョン(衝突)を共有する範囲という意味。媒体共有型装置においては,同時に複数のポートからフレームが流れ込んだ場合,フレームの衝突,廃棄がなされる。

◆ 《(リピータ)ハブ》

通常,単にハブというとリピータハブを指す場合が一般的。リピータハブはリピータと同様に受信した電気信号を増幅し,そのまま他の複数ポートに転送する装置。

◆ 《ブリッジ》

リピータ,ハブと同様に受信した電気信号を増幅する機能を持つ装置。ストア&フォワード方式でフレームフィルタリング処理を行う。つまり,受信フレームをすべて内部バッファメモリに一度蓄積し,出力ポートのコリジョンを検出して,コリジョンがなければ出力ポートに送出する仕組みを持っている。