用語説明

ABR

Available Bit Rate

欧米で1993年頃より開始されている公衆網ATMセルリレーサービスのサービス機能。特にビットレート(情報転送速度)の動向を説明するために用いられた用語。以下の4つが使用されている。

① VBR(Variable:変動):ATMの特徴を生かして,情報が時間に応じて変化しながら発生するのに応じ,そのままの可変速度で通信を実現するサービス。

② CBR(Constant:一定):ビットレートが一定で,リアルタイム性が要求される音声・映像通信用のサービス。

③ UBR(Unspecified:規定しない):スループットを保証しない低料金用のサービス。

④ ABR(Available:動的に変更される):網の使用状態によりビットレートが動的に変動するサービス。

◆ 《固定速度型サービス》

64 kbit/sの音声信号等,サービス速度(ビットレート)が一定のサービス。符号化動作を内部で調整することにより,生成する符号化量が全体として時間的に一定の速度となるモードで,CBR(Constant Bit Rate)サービスとも呼ぶ。