ABRサービス
Available Bit Rate
ATMレイヤでのセル損を回避するためのATMレイヤサービスとして,ATMフォーラムを中心に標準化された。特長としては,①フィードバックによるATMレイヤでのフロー制御の実現と,②あらかじめ定められた最低帯域の提供,の2つが挙げられる。
◆ 《GFR(Guaranteed Frame Rate)サービス》
ABRをサポートする機能を持たないユーザに対しても同様なサービスを提供可能とするための新しいサービスカテゴリが,ATMフォーラムを中心に検討されている。
対象とする端末はABR端末のように網と協調できる高度な端末ではないため,端末の動作に頼ったATMレイヤでのセル損の抑制や公平性の提供は不可能である。そのため,EPD(Early Packet Discard)のようなパケットレベルでセル廃棄を行う方式と,ネットワークノード内での高度なスケジューリング方式を組み合わせて,GFRの名前が示すようにセルレベルではなく,パケット(フレーム)レベルでの性能保証を考えている。