FD配線法
Feeder Distribution
加入者配線法の基本手法。設備センタの受持ち区域である所属区域を「固定配線区画」と呼ぶ配線区画を単位として分割し,設備センタから固定配線区画内の「配線点」と呼ぶ地点までを多対の「き線ケーブル」により,またき線点からユーザまでを「配線ケーブル」により配線する。全国のエリアは,おおむね14万の固定配線区画に分割されている。き線ケーブルにはPECケーブル,配線ケーブルにはCCP-Fケーブルが用いられる。
本方法は,配線ケーブルのマルチ接続により,切替作業,設備管理が複雑であることから,1993年から新FD配線法が試行実施されている。新FD配線法は,新設接続点のPATコネクタ化,き線,配線ケーブルの接続にFD端子函を導入するなどして配線ケーブルの非マルチ化を図っている。