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8月号 2012 Vol. 10 No. 8

English

Feature Articles: Flexible Networking Technologies for Future Networks

■ 概要
本稿では、現在のインターネットやNGNの次の世代を担う「将来ネットワーク」の中核技術として研究を行っている「フレキシブルネットワーク構成技術」の全体概要、およびNTT研究所の取り組みについて紹介します。
■ 概要
NTTネットワークサービスシステム研究所では、今後も大容量化が進む光トランスポートの資源を多様なサービス・アプリケーション等の上位層の需要に応じて、ダイナミックに分割提供する技術を開発しています。本稿では、サービスの「変化」や災害時の「変化」に合わせてネットワークトポロジやパス帯域等を上位層から自由に制御可能なフレキシブル仮想光トランスポート制御技術を紹介します。
■ 概要
将来網ではネットワークやIT機器の資源を仮想化し、有効に組み合わせることによって、将来の社会や人に大きな価値を提供できるサービス創造を目指しています。本稿では、NTT未来ねっと研究所で取り組んでいるプログラマブル高機能化ネットワーク構成技術、およびネットワーク・IT資源統合管理技術を紹介します。
■ 概要
キャリアネットワークのさらなるコスト削減に向けて、各サーバ系システムの調達や保守の一元化に向けた検討が行われています。本稿では、その一環としてNTTネットワークサービスシステム研究所で検討中のネットワーク制御ノードの共通的なプラットフォームである「新ネットワーク制御ノード構成技術」について紹介します。
■ 概要
ユーザにとってのサービス品質は、ユーザ自身の要求と、実世界の環境やアプリケーションの特性、さらにネットワーク品質といったさまざまな外部要因が絡み合って決定されます。将来ネットワークでは、サービス品質を高めるために、これらのパラメータを測定しながら、ネットワーク・IT資源を柔軟にプログラムしていくことが必要となります。本稿では、もっとも基本的なパラメータの1つであるネットワーク品質の測定技術について紹介します。

Regular Articles

■ 概要
企業内に存在するデータを統合し、ナレッジとして利用するニーズが高まっています。しかし、異なるシステム間や、時間の移り変わりによるフォーマットや意味の違いがその統合を困難としています。本稿では、スキーマの変更に強い統合データの履歴管理方式を示し、さらにセマンティックWeb技術を活用して、統合した企業内情報を利活用しやすくするデータ指向のアーキテクチャを提案します。
■ 概要
ネットワークを流れる情報量が増大し続ける一方、広帯域化の技術的な限界やネットワークが使用するエネルギー量の限界などが到来しつつあります。我々はそれらの制約を考慮したうえで、ネットワークを流通する情報が持つ「価値」に着目することによる、新たな情報・知識流通の枠組みを将来のネットワーク技術として検討しています。予備的な実装として、通過する情報の価値を最大化するプロキシサーバを作成し、実験の結果、実際の利用場面において同じ制約下でも価値の向上を見込めることを確認しました。また、情報価値の定義方法と実現可能性についても議論を行います。

Global Standardization Activities

■ 概要
Green Touchは、ビット当りの通信にかかる消費電力を現在の100分の1にする取り組みを、材料から方式までの広範囲にわたって議論するコンソーシアムです。NTTでは、これまでGreen Touchの全体会合を聴講してきましたが、2012年5月に正式な会員として参画し、活動を開始しました。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
光コネクタの故障抑制に向けて、施工の良否を現場で簡易に検査可能なサポートツールを開発しましたので、本稿で、ツールの機能概要をご紹介します。隔月で掲載する、通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第12弾です。今回は、NTT東日本 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部 技術協力センタ アクセス技術担当の方にご協力いただきました。

Information

■ 概要
2012年4月5日、G3ファクシミリの国際標準化の功績に対する「IEEEマイルストーン」認定の記念式典が開催された際に、IEEEマイルストーンの概要や当時のG3ファクシミリの研究開発関係者による、標準化に向けての苦労話やエピソードなどについての記念講演が行われました。ここではIEEEマイルストーン記念講演会の概要を報告します。
■ 概要
2012年4月5日に東京・帝国ホテルにおいて、G3ファクシミリの国際標準化の功績に対する「IEEEマイルストーン」認定の記念式典が開催されました。ここでは、G3ファクシミリの国際的普及と情報伝達の革新が評価され、記念の銘板が手渡された贈呈式と祝賀会の模様を紹介します。

External Awards
外部での受賞

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