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7月号 2013 Vol. 11 No. 7

English

Front-line Researchers

■ 概要
いろいろな国・地域の人たちとスムーズなコミュニケーションをリアルタイムで図ることができる翻訳機械があったら…現実になる日はそう遠くはないようです。最先端を走る日本の言語解析の研究を支える永田昌明上席特別研究員に、機械翻訳技術の潮流と課題について、また、研究者たちはどうあるべきかも伺いました。

Feature Articles: Intelligent Spoken Language Interface Technology for Various Services

■ 概要
近年スマートフォンに対して音声で知りたい情報を検索したり、音声で質問することにより回答を合成音声などでも提供するサービスが普及するなど、音声言語インタフェースがますます重要な役割を担うようになりました。本稿では、さまざまなサービスを支える知的な音声言語インタフェース技術の実現に向けたNTTメディアインテリジェンス研究所の取り組みを紹介します。
■ 概要
音声認識技術は、人の声を機械が聞き取る技術です。音声認識は、音声言語インタフェースの入り口にあたる技術で、インタフェース全体の性能を左右するため、常に高い精度で認識することが重要ですが、現在の音声認識技術はサービスの種類や利用環境によっては認識精度が大きく低下する場合があります。本稿では、その課題を克服するための最新の取り組みを紹介します。
■ 概要
本稿では、膨大なWebテキストの中から有益な知識を獲得するための言語解析技術について解説します。はじめにコンピュータが扱う知識のキーとなる固有表現獲得技術について紹介した後、その応用である固有表現間の関係抽出について紹介します。
■ 概要
ユーザのさまざまな質問にピンポイントで回答する質問応答技術は、音声インタフェースをより知的にすると期待されています。本稿では、質問応答技術の概要とNTTにおける取り組みについて解説します。
■ 概要
私たちは、これまでの電話音声応答のような特定の用途向けの、話者や表現が限定された合成音声ではなく、さまざまな用途に利用できる、多様で表現豊かな合成音声を実現するユーザデザイン音声合成技術を開発しています。本稿では、ある人の極短時間の音声からその人に似た声での音声を合成する技術、多様な口調の音声で表現が可能な技術、騒音下でも聞き取れる明瞭な音声を生成する技術、そして音声合成の将来像について紹介します。

Regular Articles

■ 概要
本稿は、ロスレス音響符号化を用いたIPネットワーク上の伝送実験とロスレス音響符号化と可変ビットレートの映像符号化を組み合わせた試作コーデックについて述べます。伝送実験で、MPEG-4 ALS(音響ロスレス符号化)によって圧縮された16チャネルの音響信号がライブハウスからカフェへ、IPネットワークを通して高品質のまま伝送されました。そしてカフェで、伝送された音響信号が無歪で復元され環境に合わせてミキシングされました。高品質の映像と音楽の伝送により、ファンの人々は演奏をライブ会場以外の場所でも同時に楽しむことができるようになります。この実験により、音質を保証する新たなコーデックを開発することに動機づけられました。開発された試作機はMPEG-4 ALSとMPEG-4 AVC/H.264を用いて、同時に音響信号と映像信号のビットレートを制御することができます。音響ロスレス符号化により圧縮された情報量を映像符号化に割り当てることにより、合計の情報量を一定に保ちつつ、音質を保証したまま映像品質を向上させることができます。この試作機が改善されれば、より質の高いオペラやミュージカルやコンサートなどのコンテンツを伝送することが可能になります。
■ 概要
NTTアクセスサービスシステム研究所では、衛星通信システムにおける地球局用アンテナの新たな構成法として、複数の小型アンテナを連係動作させて従来のアンテナと同等の利得を実現する、分散アレイアンテナ構成技術を確立しました。2つの小型アンテナに対して本技術を適用し、衛星回線を用いた実験的評価の結果、アンテナ数に応じた利得向上が実現しました。

Global Standardization Activities

■ 概要
2012年11月にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイで国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU-T: International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector)の総会に相当するWTSA-12(World Telecommunication Standardization Assembly 2012)が開催され、2013〜2016年までの新研究会期の検討体制等が決定され、NTTから3名の研究グループ(SG: Study Group)副議長が選出されました。ここでは、WTSA-12で合意・決定された主な結果について紹介します。

NTT around the World

■ 概要
NTT北京事務所は中国北京市にオフィスを構え、持株会社における日本を除くアジア唯一の拠点として、海外からの視点でNTTグループのグローバル事業展開を支援する役割を担っています。ここでは、NTT北京事務所の主な活動の中から、R&D成果のグローバル展開に関するサポートを紹介するとともに、中国における事業会社の最新動向についても紹介します。

External Awards
外部での受賞

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