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4月号 2014 Vol. 12 No. 4

English

Feature Articles: Keynote Speeches at NTT R&D Forum 2014

■ 概要
本稿では2020年までに実現される新たなサービスのイメージ、およびそれらのサービスを黒子として支えるためのNTTグループのチャレンジについて紹介します。本記事は、2014年2月13日〜14日に開催された「NTT R&Dフォーラム2014」での、鵜浦博夫NTT代表取締役社長の講演を基に構成したものです。
■ 概要
ICT (Information and Communication Technology) の活用による、社会全体の快適さ、豊かさの実現を目指して、さまざまなコラボレーションを通してイノベーションを実現するR&Dの取り組みを紹介します。本記事は、2014年2月13日〜14日に開催された「NTT R&Dフォーラム2014」での、篠原弘道NTT常務取締役研究企画部門長の講演を基に構成したものです。

Feature Articles: Cutting-edge Device and Materials Technologies that Contribute to the Development of New Business

■ 概要
通信を支える産業基盤として培ってきたデバイス・材料技術を、医療・健康、環境分野に適用することで、優位性の高いICTサービスの実現が期待されます。本稿では、こうした優位性の高い技術による事業創造の取り組みについて紹介します。
■ 概要
NTT研究所では、着用するだけで心拍や心電図を計測可能なウェアラブル電極インナーを開発しました。導電性高分子(PEDOT-PSS)を繊維にコーティングすることで、柔軟性・伸縮性・通気性・生体親和性に優れた電極を実現し、従来の医療用電極で必要とされた電解質ペーストを使うことなく安定な心電図計測を可能にしました。使用者に負担をかけることのない心拍・心電図の常時モニタリングを実現したことで、医療分野やスポーツ・健康増進への応用に期待されます。
■ 概要
波長掃引光源を利用した光干渉断層計(SS-OCT)は、被検者の生体組織表層の断層画像を高速に取得可能な技術であり、近年特に注目がなされています。本稿では、光通信用に開発したKTN(タンタル酸ニオブ酸カリウム)結晶を波長掃引素子として用いた、世界最速200 kHz駆動のKTN波長掃引光源とこれを基に構築した高速SS-OCTシステムを紹介します。本光源は従来比2倍となる波長掃引速度を実現しており、OCT診断において患者の身体的負担の低減に大きく貢献できます。
■ 概要
テラヘルツ波は分子間の非共有結合と同じエネルギーレベルにあるため、分光技術により分子ネットワークの違いを識別することができます。本稿では、これまで分からなかった医薬結晶の溶解性や吸収性などと深く関係する分子の結び付きを可視化する画期的なテラヘルツ分光技術を紹介します。
■ 概要
レーザガスセンシング技術は温室効果ガスの変動モニタなどさまざまな分野で使われている技術ですが、近年、同位体比分析への応用ができるようになり注目を集めています。同位体比にはモノの起源・由来に関するヒントが刻まれているので、これを利用すれば、食品の産地等の表示偽装を抑止する技術や地球温暖化防止のための温室効果ガスの排出源特定技術など、さまざまな社会的課題解決に寄与する技術の実現が期待されます。
■ 概要
GaNをはじめとした窒化物半導体は、高出力電子デバイス用半導体材料として期待されています。窒化物半導体はその物性上の特性から、半導体材料として広く大規模集積回路(LSI: Large-Scale Integrated circuit)等に使用されているシリコン(Si)をはるかに凌駕するデバイスを実現する可能性を秘めています。本稿では、特にコスト面からもメリットが大きいと期待される、GaNを安価で量産性に優れたSi基板上に形成する技術(GaNon-Si技術)について、結晶成長技術を中心に紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
NTTグループでは、安心・安全な通信サービスを提供するため、電磁環境適合性(EMC: ElectroMagnetic Compatibility)に関する規格の標準化に参画しています。ここでは、最新の通信EMCの標準化動向として、新会期(2013〜2016年)が始まったITU-T SG5の第1回会合の概要と審議状況について報告します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
屋外設置型光アクセス装置の絶縁不良故障の発生モデルと対策品の概要について紹介します。隔月で掲載する、通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第22弾です。今回は、NTT東日本 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部 技術協力センタ 材料技術担当の方にご協力いただきました。

New NTT Colleagues

Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部で投稿した論文の抄録

 

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