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6月号 2017 Vol. 15 No. 6

English

Feature Articles: State-of-the-art Space Division Multiplexing Technologies for Future High-capacity Optical Transport Networks

■ 概要
本稿では、ブロードバンドネットワークの今後の発展を支える超大容量空間多重光通信技術を紹介します。本技術では、光ファイバ通信システムを構成する光伝送・ノード装置、光ファイバなどにおいて新たに空間の自由度を考えた構成・設計を行います。シングルモードファイバ(SMF)の物理限界を克服し、光ファイバ1心で現在の100倍以上の1 Pbit/sを超える大容量伝送と10 Pbit/s以上のノードスループットを持つ将来の光ネットワークの実現をめざします。
■ 概要
次世代の大容量光通信ネットワークを支える光伝送技術として、マルチコア/マルチモード空間多重技術が検討されています。本稿では、空間多重を用いた光伝送技術の最新動向を述べ、関係各社と連携して進めてきた空間多重数が30を超える世界最先端の高密度空間分割多重(DSDM: Dense Space Division Multiplexing)超大容量長距離光伝送技術を紹介します。
■ 概要
これまでの大容量のトラフィックを転送する光伝送基盤ネットワークでは光信号を伝送する伝送技術と光信号を波長で多重分離、経路設定を行うROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)などのフォトニックノード技術で構成されています。本稿では、大容量の光ネットワークの実現のために高密度空間分割多重(DSDM: Dense Space Division Multiplexing)技術を適用するフォトニックノードの概要と可能性について紹介します。
■ 概要
本稿では、空間分割多重光伝送システムにおける複数の空間チャネルを一括して増幅するための光増幅技術として研究開発を進めている、マルチコアファイバ技術やフューモードファイバ技術を応用したマルチコア・エルビウム添加ファイバ増幅器、およびフューモード・エルビウム添加ファイバ増幅器について紹介します。
■ 概要
現在の光通信ネットワークをつないでいるシングルモードファイバ(SMF)は、100 Tbit/s程度が実現可能な伝送容量の上限と考えられています。このSMFの通信容量限界を打破するために、1本のファイバに複数の空間チャネルを有するマルチコアファイバ・マルチモードファイバといった空間多重用光ファイバが検討されています。本稿では、空間多重用光ファイバの最新動向を紹介します。
■ 概要
NTT研究所では、将来の大容量伝送システムにおける伝送媒体として期待される、マルチコアファイバ(MCF)の接続技術の確立に向けて、従来の光コネクタと同等の性能をめざした研究開発を推進しています。本稿では、低損失にフィジカルコンタクト接続を実現するMCF用コネクタと、MCFとシングルコアファイバ(SCF)を接続する着脱可能なファンイン/ファンアウトデバイスを紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
IMT(International Mobile Telecommunication)-2020の非無線部分のネットワークを検討するために ITU-T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector)においてFG-IMT2020(Focus Group on IMT-2020)が設置され2015年6月から2016年12月まで活動しました。本FGではネットワークスライスやネットワークソフト化という新しい概念が議論されました。ここではFG-IMT2020の活動を紹介します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
本稿では、技術協力センタにて対応した最近の無線LANトラブル事例について紹介します。通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第40弾となる今回は、NTT東日本 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部 技術協力センタ EMC技術担当の方にご協力いただきました。

Information

■ 概要
サイエンスプラザは隔年でNTT物性科学基礎研究所が開催している研究所公開イベントであり、2016年11月23日にNTT厚木研究開発センタにおいて、“未来への扉を開くフロンティアサイエンス”と題して行われました。今回は、初の祝日開催となりましたが、多くの皆様に朝から懇親会までご参加いただき、盛況のうちに終了することができました。ここでは、その概要を紹介します。

Short Reports

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

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