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IoT(Internet of Things)は、これまでICTになじみのない分野でも、新たな価値を創出すると期待されて、さまざまな分野で利用が進行中です。NTTでは、このIoTを活用する時代は、社会や産業を「動かす(ドライブする)時代」と考え、必要な要件とともに技術の役割を4つに明確化し、キーとなる技術の構築をパートナーの皆様との協業で進めています。本稿では、さらなるIoTの進展に向けたNTTの研究所における技術開発の取り組みについて紹介します。
IoT(Internet of Things)の進展に伴い、これまでネットワークにつなげなかった場所でのIoTの利用が期待されています。例えば、電波の届きにくい地下のIoTとして、老朽化が進行する地下インフラの監視を実現するため、NTT研究所では、車や電柱上に中継無線機を設置し、地下インフラに設置したセンサのデータを効率的に収集する中継無線システムの研究開発を進めています。本稿では、中継無線システムで課題となる中継機の設置・運用コストを低減するための長延化技術と省電力化技術の概要とその効果を紹介します。
NTTネットワーク基盤技術研究所では、高機能・高性能なIoT(Internet of Things)デバイスを活用した複雑なサービスを支えるネットワークを提供するために、軽量かつ柔軟に配置可能なデータストリームアシスト技術の研究開発を行っています。本稿では、具体的なユースケースとして、4K監視カメラ映像を多種多目的の利用用途に応じて、通信プロトコル・通信タイミング・通信量を変更し、ネットワークの利用効率を向上させるとともに、IoTサービス事業者の利便性向上につなげる技術を紹介します。
国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)とNTTは、地球シミュレータとエッジコンピューティングを活用した階層型気象シミュレーションシステムの共同研究を2016年にスタートしました。本共同研究では、地理的に分散されたIoT(Internet of Things)センサ、地域単位に設置されるエッジコンピューティングと、大規模な気象シミュレーションを可能とする地球シミュレータとの連携による新技術の創出とさまざまなIoTサービスを支える基盤技術開発を推進しています。
ETSI(European Telecommunications Standards Institute:欧州電気通信標準化機構)においてネットワーク運用の自動化技術の標準化を目的にZSM-ISG(Zero Touch Network and Service Management Industry Specification Group)が発足しました。ここでは本ISGのねらいとNTTグループが推進しているスライス標準化の関係について紹介します。