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2月号 2019 Vol. 17 No. 2

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■ 概要
デジタル技術の革新による、既存産業の破壊と新たな価値の創造が進展する一方、 少子高齢化や労働力人口の減少など消費生活や企業活動に大きな影響を与える事象が進行しています。NTTはこの課題に取り組むためデジタルトランスフォーメーション戦略を策定しました。陣頭指揮を執る井伊基之NTT代表取締役副社長にCDO(Chief Digital Officer:最高デジタル責任者)としての取り組みを中心に伺いました。

Feature Articles: Keynote Speeches at NTT R&D Forum 2018 Autumn

■ 概要
本稿では、NTTグループが取り組んでいる「Smart World」の実現に向けた「新たな価値創造」について紹介します。本記事は、2018年11月29〜30日に開催された「NTT R&Dフォーラム2018(秋)」での、澤田純NTT代表取締役社長の講演を基に構成したものです。
■ 概要
本記事では2018年11月29〜30日に開催された「NTT R&Dフォーラム2018(秋)」での、川添雄彦NTT取締役 研究企画部門長の講演を基に、NTT R&Dの最新の取り組みを紹介します。

Feature Articles: Value Creation by Leveraging State-of-the-art Research Results

■ 概要
FLAIM TrainerTMは、バイオセンシング技術とリアルタイムシナリオアナリティクスを備えた、没入型(イマーシブ)の仮想現実(VR: Virtual Reality)消防士訓練シミュレータです。これはオーストラリアのDeakin大学が開発したものです。このたびNTTの心電、心拍情報を取得可能なhitoe®を組み合わせた、新たなFLAIM TrainerTMをDeakin大学、Deakin大学のベンチャー企業であるFLAIM Systems、Dimension Data、NTTが協力して開発しました。私たちは、消防という緊急サービスの訓練方法と火災対策の準備に革命を起こすことができると考えています。
■ 概要
現在、金融業界ではフィンテックと呼ばれる技術革新により大きく業態の変化が起きています。NTT研究所ではブロックチェーンの秘匿化技術やAI(人工知能)による自動顧客対応、RPA(Robotic Process Automation)による業務効率化技術などフィンテックの推進に寄与する技術を数多く研究開発しており各事業会社を通じて紹介の機会を持ってきました。本稿では2017年度から実施しているNTTコミュニケーションズと連携した株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とのコラボレーション事例と、今後のフィンテック分野でのNTT技術の活用の方向性について紹介します。
■ 概要
現在、日本の農業をはじめとする1次産業は、就業人口の減少や高齢化、農地の減少などさまざまな課題を抱えています。その解決の切り札として、IoT(Internet of Things)やビッグデータ解析、AI(人工知能)、ロボット技術を農業分野に活用したAgriTech(アグリテック)が注目されています。本稿では、グループのAI関連技術corevo®の活用を中心としたAgriTechの具体的な取り組み、および今後の方向性について紹介します。
■ 概要
訪日外国人の数は右肩上がりに増加しており、日本の玄関口である成田国際空港では、スマートエアポート構想の中、誰もが快適に過ごすことができる空港サービスの実現をめざしています。2018年9月、国内空港初の高精度屋内ナビゲーションアプリ「NariNAVI(ナリナビ)」のサービスが開始されました。本アプリは、屋内測位技術として「地磁気測位」、また地図表示には、複数のフロアにまたがる複雑な空港ターミナル内を立体的に表現する「2.5D地図」を採用し、利用者にとって直感的で分かりやすい地図により、円滑な移動を支援します。
■ 概要
NTTではAI(人工知能)活用を重要な戦略の1つとして位置付けています。NTTソフトウェアイノベーションセンタではAIの中でも特に深層学習技術の価値化の研究開発に取り組んできました。本稿ではその中でもビジネス応用をする際に必要となるディープラーニング推論環境の最適化(高速化、軽量化、省力化)と、その技術を用いて実現される映像分析ビジネス(監視カメラ解析ビジネスなど)の検証活動について紹介します。

Regular Articles

■ 概要
III-V族半導体の一つであるインジウムヒ素(InAs)は、高移動度でありシリコンに代わる次世代半導体として期待される一方、無磁場でも電子スピンを回転させる効果であるスピン軌道相互作用が大きい材料であることが知られている。本研究では、InAsナノワイヤの周囲に均一にゲート電極が配置されたGate-all-around型MOSFETを作製した。我々のデバイスは、高ON/OFF比・高移動度を持つと同時に、ラシュバ型のスピン軌道相互作用が低ゲート電圧で大きく制御でき、その制御性が従来のMOS型およびショットキー型III-V族FETよりも10倍以上良い。この結果から、我々が実現したMOSFETは電子スピンを用いてON/OFFが制御できる省エネルギースピンFETのプロトタイプとして非常に有用であると期待される。

Global Standardization Activities

■ 概要
ICカードの国際標準化組織として設立されたGlobalPlatformも標準化対象を多様なSE(Secure Element)、そしてトラステッドな実行環境TEE(Trusted Execution Environment)と対象をデバイスに拡大しています。さらには近年のIoT(Internet of Things)そしてエコシステム化の流れを受けて、提供する機能をアプリケーション管理からデバイスの信頼性管理へと拡げつつあります。ここでは最近、設立以来の組織改編を行ったGlobalPlatformのIoT・エコシステム時代に向けた最新の取り組みについて紹介します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
私たちネットインタフェース技術担当は、フレッツ光ネクスト等のIP系サービスやアナログ回線等のPSTN系サービスにおける、原因特定が困難なトラブルに対して、現地調査による原因究明から対処法提案に至るまでの技術支援を行っています。通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第50弾となる本稿では、「ビジネスフォンにおいて、共通保留が切断される事象」について紹介します。

Information

■ 概要
NTTは2018年11月26〜30日の5日間にわたり、NTT武蔵野研究開発センタにて、「NTT R&Dフォーラム2018(秋)」を開催しました(26日、27日はプレスおよびNTTグループ社員向け内覧会)。ここでは本フォーラムの開催模様を紹介します。

Short Reports

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

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