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- ■ 概要
- 多様な価値を創出するICT基盤をめざしてNTTが掲げた「IOWN構想」。4つの主要技術を軸に2030年の実現を見据えて、研究開発に邁進しています。一方で、未曾有の事態に世界全体が見舞われた今、社会貢献を理念に掲げるNTTの取り組みに期待が高まります。NTTの頭脳ともいうべき研究企画部門が危機的状況に挑む姿勢と研究者の価値観について、川添雄彦NTT取締役 研究企画部門長にお話を伺いました。
Front-line Researchers
- ■ 概要
- ICTによってあらゆるビジネス活動が展開される現代において、セキュリティ対策の要ともいえる暗号技術はますます信頼性・確実性への期待が高まっています。暗号、ブロックチェーンの世界的権威が集結するNTT Research, Inc.のCryptography and Information Security Laboratories(CIS研)で陣頭指揮を執る岡本龍明フェローに、研究所の進捗とトップレベルの研究者としての心構えを伺いました。
Feature Articles: Cognitive Foundation® for Innovative Optical and Wireless Network (IOWN)
- ■ 概要
- 爆発的に増えるデバイスの管理、多様化するデジタルサービスなど、さまざまな産業や社会システムで高まるニーズに素早く対応するためのICTが求められています。本稿では、NTTグループにおける、アプリケーションやソリューションを提供するためのICTリソースの配備や構成の最適化といったライフサイクルマネジメントの完全自動化・自律化、そして自己進化の実現に向けた取り組みについて紹介します。
- ■ 概要
- デジタル化による変革が叫ばれる中、人や物をつなぐ無線通信の重要性は拡大しており、使用される周波数帯や無線アクセス規格も多様化しています。一方で無線品質は状況に応じて刻々と変化するため、適切な無線アクセスを使い分けるにはユーザが意識して選択する必要もあります。そこで、人やモノが無線アクセスの選択・接続などをせず、無意識かつ快適に使えている世界をめざし、機械学習技術を活用した無線品質予測技術によりプロアクティブに無線環境を制御する技術の開発を推進しています。
- ■ 概要
- NTT研究所では、ネットワークサービスの保守稼働低減・平準化をめざして、ゼロタッチオペレーション技術の研究開発に取り組んでいます。本稿では、AI(人工知能)組み込んだインテリジェント・ゼロタッチオペレーションのユースケースと、その中に登場する3つのAI技術について紹介します。
Feature Articles: NTT Group’s Initiatives in Food and Agriculture
- ■ 概要
- 農業は地方の基幹産業でありますが、長期にわたる就業人口の減少や高齢化、気候変動による自然災害への対応、販路の確保等さまざまな課題を抱えています。その課題解決の手段として、バイオ技術やIoT(Internet of Things)、ビッグデータ解析、AI(人工知能)、ロボットを農業分野に活用したAgriTech(アグリテック)が注目されています。NTTは1985年の民営化以降、「公共性」と「企業性」の双方を使命として求められており、事業活動を通じて社会的課題を解決する「Smart World」の実現にも取り組んでいます。農業も重点分野として位置付け、これまで通信事業で培ってきたICTを活用、象徴的なパートナーとの連携によりその課題解決を図る「Smart Agri」の実現にも取り組んでいます。本稿では、NTTグループの取り組みの方向性、具体的な事例、将来像について紹介します。
- ■ 概要
- NTTグループ唯一の農業専業会社で、農業生産法人である「NTTアグリテクノロジー」は、食農サプライチェーンに先端技術の実装を進めています。国内外の生産者、JAや全国の自治体、農研機構、農業関連企業等と協力し、地域の一大産業である農業の「新しいカタチ」を創るとともに、自らも最先端技術を集積した大規模温室を運営します。本稿では、儲かる農業の実現、食農ビジネスを通じた「地域づくりや人づくり」に、自ら役割を持ち、本気でかかわる挑戦を紹介します。
- ■ 概要
- NTTドコモでは2019年2月より「地元を食べようプロジェクト」の実証実験を始めました。本実証実験では農産物の「集荷・分荷」にかかわる物流コストや時間を削減することで、農産物を販売する側が今まで以上に高く売っても、購入する側としては安く購入できる仕組みを実現しています。今までのスマート農業では生産工程における生産性の向上を主軸とした取り組みを行っていましたが、今後は生産〜流通・販売までを一貫して取り組める「食農バリューチェーン」を主軸に日本の一次産業を応援していきます。
Regular Articles
- ■ 概要
- NTTグループでは、光ファイバなど通信インフラ設備の敷設が困難な離島地域や自然災害などで一時的に避難を余儀なくされる被災地域の通信手段として、衛星通信を利用した通信サービスを提供しています。NTTアクセスサービスシステム研究所は、設備利用の効率化や運用性向上をめざし、衛星通信システムの研究開発を推進しています。ここでは、離島衛星通信および災害対策衛星通信において、高い保守性および可用性の実現を目的として開発した無線信号処理装置(RF装置)について紹介します。
Global Standardization Activities
- ■ 概要
- 2019年10〜11月にエジプトで開催されたITU世界無線通信会議(WRC-19: World Radiocommunication Conference 2019)にて、国際電気通信条約付属無線通信規則(RR: Radio Regulations)の改正が議論・合意されました。本規則は、各国政府が遵守義務を負う電波利用の国際ルールです。この会議において、日本が推進してきた5GHz帯無線LANの制度改正、特に5.2 GHz帯(5150-5250 MHz)の屋外利用・高出力化の議題について、日本国内制度と整合するかたちでRRの改正に成功しました。NTTは、WRC-19、ITU-R(ITU Radiocommunication Sector)や関連会合で、本議題の日本代表団主担当として、RR改正に向けた技術検討やRR改正案の提案、合意形成等に約3年間取り組んできました。ここでは、5GHz帯無線LANのRR改正までの過程と改正RRの概要を説明します。
Practical Field Information about Telecommunication Technologies
- ■ 概要
- 通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第58弾となる本稿では、近年、電気通信設備周辺への設置が増えているインバータ装置に起因するノイズ故障事例について紹介します。
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