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11月号 2020 Vol. 18 No. 11

View from the Top

■ 概要
2019年、会社設立20周年を迎えたNTTインフラネット。会社設立の原点に戻り、果たすべき役割である「基盤設備業務全般のトータルマネジメントシステム」等を今の時代背景に合わせて再構築し、自然災害への対応、生産性向上・効率化による働き方改革、そして社会課題解決に挑んでいます。約1500人の社員を率いるトップとしてのあり方、そして、情報通信インフラのプロフェッショナルに求められる技術力を活かした新しい空間マネジメントについて、黒田𠮷広NTTインフラネット代表取締役社長に伺いました。

Front-line Researchers

■ 概要
静止画だと思っていたポスターやボードが動いたら驚く人は少なくないでしょう。NTTは人間の感覚情報処理の科学的理解をめざした研究を行っています。科学的理解の過程で扱うさまざまな錯覚現象は、これまでになかった豊かで分かりやすい感覚を実現する情報提示手法の提案につながっています。本研究を手掛ける河邉隆寛NTTコミュニケーション科学基礎研究所 上席特別研究員に現在の研究の進捗と研究者としての心構えを伺いました。

Feature Articles: Approaching and Exceeding Human Abilities with Artificial Intelligence and Brain Science

■ 概要
NTTコミュニケーション科学基礎研究所(CS研)は、「こころまで伝わる」コミュニケーションの実現をめざし、「メディア処理」「データ・機械学習」など、「人間の能力に迫り凌駕する」ための革新技術の創出と、「人間科学」「多様脳科学」など、「人間を深く理解する」ことにつながる基本原理の発見に力を入れています。基礎研究の立場から、成果を世の中に具体的に届けることも試行しています。本稿では、このような取り組みのいくつかを紹介します。
■ 概要
指先は、机の上に落ちた髪の毛や、金属の磨き度合いなど、かなり細かな違いを区別できる素晴らしいセンサです。私たちのグループは知覚心理学の手法を使って触覚の仕組みを研究しています。本稿では「錯覚」を通して、触覚システムがどのように情報を取捨選択し、安定した知覚を形成しているのかを調べた研究を紹介します。こうした研究は、効率的な情報提示技術につながることが期待されています。
■ 概要
観客を惹きつけるアスリートのスーパープレーから、私たちが何気なく行っている日常の動作まで、人間の身体動作は反射に代表される無意識の感覚−運動プロセスに支えられています。その1つである伸張反射が、多感覚統合による身体表象を介して調整されることが、最新の研究成果より分かってきました。このことは、反射による運動制御が、従来考えられてきたより高度な脳内情報処理を経て行われている可能性を示唆します。
■ 概要
人と人とのコミュニケーションには、物理的・能力的・心理的な状態に起因するさまざまなかたちの制約が存在します。私たちは、ある音声を異なる音声や望まれる音声へと変換する技術の研究を通じてこのような制約を取り除き、あらゆる人が不自由なく快適にコミュニケーションを行える環境を実現することをめざします。本稿では、「近年著しく発展し続けている深層学習を活用することによって音声をどのように変換できるのか?」を題材に、従来技術の課題と私たちの取り組みを紹介します。
■ 概要
近年、量子コンピュータや量子暗号など量子と名の付く話題を目にする機会が増えています。これら量子情報処理を実現できれば、通常のコンピュータで解けない問題が解けたり、絶対に秘密が守られる暗号が実現できたりします。しかし、その実現にはまだ越えなければならない山も存在します。本稿では、その山を越えるための手段の1つとして、量子的間接制御という手段を紹介するとともに、量子情報処理を実現する手段として量子的間接制御が有用な性質を持っていることが発見されたことを示します。
■ 概要
文章を読むときに、難しいと感じるか、易しいと感じるかは、文章の難易度と読み手自身の知識量の両方に依存します。文章(テキスト)の難しさを自動的に推定するための難易度推定と、読み手側の知識量(語彙数)の推定が、簡単に、高精度にできれば、ちょうど良い難しさのテキストを推薦することができ、学習支援につなげることも可能です。本稿では、私たちが取り組んでいるテキストの難易度推定方法と語彙数推定方法を紹介します。

Regular Articles

■ 概要
コンクリート製電柱は、通信サービスを支える重要なインフラ設備の1つです。通常の使用条件ではコンクリート製電柱内部の鉄筋の劣化はほとんど起こりませんが、さまざまな悪条件が重なると水素脆化が進行する恐れがあります。私たちはコンクリート製電柱のより安全かつ経済的な維持管理を可能とするため、加速試験により引張応力、鉄筋表面水素濃度、温度が鉄筋の破断確率および破断時間にどのように影響するかを明らかにすることで、コンクリート製電柱内部鉄筋の水素脆化の予測を試みています。本稿では、水素脆化予測技術の概要として、加速試験による破断確率および破断時間の評価結果と、予測精度の評価結果について紹介します。
■ 概要
大規模かつ多様な通信事業者のネットワークでは、被災した通信ビルやケーブルによる通信サービスの影響を迅速に把握することは困難です。NTTアクセスサービスシステム研究所では、多様なネットワークを一元管理可能とするネットワークリソース管理技術の研究開発に取り組んでいます。ここでは、ネットワークリソース管理技術を用いた大規模災害時のサービス影響把握技術について紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
VoIP(Voice over IP)による電話サービスの普及に伴い、NTTではPSTN(Public Switched Telephone Network)マイグレーション/IP相互接続の実現に向けた標準化活動を行ってきました。この活動の集大成として、2021年からいよいよ国内でのIP相互接続開始が予定されています。ここでは、PSTNマイグレーション/IP相互接続の解説に始まり、IP相互接続仕様に関する国内外の標準化動向とそれに対するNTTの取り組みを紹介します。

Information

■ 概要
NTT コミュニケーション科学基礎研究所では、最新の研究成果を多くの方々に知っていただくイベントとして、2020年6月4日正午より「オープンハウス2020」をWeb公開しました。ここではその模様を報告します。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

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