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View from the Top
- ■ 概要
- 2023年に新中期経営戦略「New value creation & Sustainability 2027 powered by IOWN」を発表したNTTグループ。この実現に向け、NTT R&Dは「研究者が志をもち、わくわくし続けること」「圧倒的なテクノロジーでスケーラブルかつ持続的に社会に役立つこと」「未来を予測するのではなく、創造すること」「直観力を鍛え、独創的であること」を行動指針に掲げ、世界最高の研究開発を遂行しています。木下真吾NTT研究開発マーケティング本部 研究企画部門長にNTT R&Dの強みとトップとしてのあり方を伺いました。
Front-line Researchers
- ■ 概要
- 2023年3月にオールフォトニクス・ネットワーク(APN)IOWN1.0がサービスを開始し、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想実現に向けた、記念すべき商用サービス第一歩となりました。IOWNではラック間・ボード間・ボード内・パッケージ内・チップ内を順次光インターコネクションにしていくのですが、これを実現するには光デバイス・光電融合デバイスがキーエレメントとなります。そして商用のネットワークに実装していくためには、半導体における「ムーアの法則」を光デバイス・光電デバイスで実現することが重要になります。NTT先端集積デバイス研究所 松尾慎治フェローに、シリコンフォトニクス回路上に化合物半導体を異種材料集積した「メンブレン光デバイス」の開発と、若手・中堅の育成に向けた思いについて伺いました。
Rising Researchers
- ■ 概要
- 現在注目を集めている研究の1つが、解析データを実社会の応用課題へ活用する「統計的機械学習」です。従来の解析では、統計モデル・学習モデルの規模やパラメータを与えられたデータに応じて人手で設定するか、高コストなチューニングを行う方法が主に用いられていました。しかしこれらの方法では膨大な時間と労力がかかり、今後も肥大を続けるデータを分析することは困難です。そこでこうした課題を解決するため、モデルの規模やパラメータをデータの質や量に応じて自動的に調整する新たな手法が強く求められています。今回は中野允裕特別研究員に、現代データ社会が抱える課題解決に向けた「ノンパラメトリックベイズ法」の研究についてお話を伺いました。
Feature Articles: High-capacity, Low-delay Transmission Technologies Utilizing Optical, Radio, and Acoustic Waves for IOWN/6G
- ■ 概要
- NTT未来ねっと研究所(未来研)では、世界をリードし続けることで蓄積してきた世界トップレベルの技術力でIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)の実用化に貢献するとともに、社会に変革をもたらす世界一・世界初、新たな価値の創出によりNTTグループの競争力強化に貢献することをミッションとして研究開発を行っています。本稿では、未来研で取り組んでいる技術の概要を紹介します。
- ■ 概要
- 近年、遠隔ロボット制御技術への期待が高まっています。NTT研究所とソニー株式会社は、低遅延トランスポート技術と精密バイラテラル制御技術を持ち寄り、力覚(物を触る際の圧力や重さを感じる感覚)を伴う新たな遠隔ロボット制御技術を開発・実証しました。この技術により、遠隔地にいる操作者に対して、まるで目の前で物を触っているかのような細やかなフィードバックを提供できます。本稿では、医療や製造業など多岐にわたる分野での応用が期待されている本技術を解説します。
- ■ 概要
- 現在、NTTとNTTドコモが密接に連携し、6G(第6世代移動通信システム)の移動通信ネットワークとIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)の革新的なネットワーク・情報処理技術が融合する「5G Evolution & 6G powered by IOWN」の実現に向けて研究開発に取り組んでいます。本稿では、このIOWN/6G時代に向けたNTT未来ねっと研究所の取り組みとして、超高速・大容量通信を実現する「サブテラヘルツ帯OAM多重伝送技術」と超カバレッジ拡張を実現する「海中音響通信技術」について紹介します。
- ■ 概要
- 大規模データセンタネットワークのスケーラビリティ向上において、従来の実用レベルの4倍以上となる1ファイバ当り1.6Tbit/s光信号の10km伝送を実現する必要があります。本稿では、NTTが開発した送受信回路による波形歪みへの耐性に優れるデジタル信号処理技術、超広帯域ベースバンド増幅器ICモジュール、NTT研究所内に敷設されたマルチコアファイバケーブルを用いて400Gbit/sの光強度変調信号を4並列に空間分割多重伝送した、現場環境光伝送実験を紹介します。
Regular Articles
- ■ 概要
- ベテラン投手でさえ、繰り返し同じ投球ホームでボールを投げたとしても、その動きはわずかにばらついてしまいます。この「動きのばらつき」の起源は「筋力の揺らぎ」にある、という考えが主流でした。本稿では、筋を動かすタイミングの乱れが動きをばらつかせる原因であることを示した研究を紹介します。肩の複数の筋を制御するモデルを構築し、筋活動の大きさとタイミングを独立に変化させ、肩が発揮する力のばらつきを予測しました。これらの予測と実験結果を比較した結果、筋活動タイミングの乱れが、より肩の力のばらつきを正確に予測することが明らかになりました。すなわち、筋活動のタイミングの乱れが、力や動きの精度を左右することを意味しています。
Global Standardization Activities
- ■ 概要
- 無線通信が利用する電波は、国境を越えて伝わるために国際的な取り決めが必要となります。このため、国連の電気通信に関する専門機関である国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)では、無線通信規則(RR:Radio Regulations)として周波数ごと・地域ごとの電波の利用ルールを規定しています。RRは約4年ごとに見直しがされており、このことを目的として開催される国際会議がITU世界無線通信会議(WRC:World Radiocommunication Conference)です。改正されたRRは国内の電波法令等にも反映されることから、携帯電話やその他無線によるサービスを提供しているNTTグループにとってもWRCは非常に重要な会議です。ここでは2023年11〜12月にかけてアラブ首長国連邦・ドバイにて開催された2023年ITU世界無線通信会議(WRC-23)について報告します。
- ■ 概要
- TelefonicaやVodafone等の欧州オペレータが中心となり、光とIPネットワークにおけるハードウェア・ソフトウェア分離とイノベーション加速をめざした活動がTelecom Infra Project Open Optical & Packet Transportにて進められています。ここでは、オペレータが協力して共通のユースケース・仕様を提示して新規ベンダの参入を促し、コスト削減をめざすTIP Phoenixプロジェクトに焦点を当て、プロジェクト発足の背景やこれまでの取り組みと、NTTグループの貢献について解説します。
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