用語説明

PHSローミングサービス

NTT網依存型PHS網とNTT網接続型PHS網との相互乗り入れを可能としたサービスをいう。

また,一方のPHS事業者に契約している端末が,他方の事業者の網で発着信サービス等を受けることのできる技術をPHSローミングサービス技術という。

これはPHS端末が他事業者の網へ移動した際,移動先の網(在圏網)はホーム網のデータベース(HLR:Home Location Register)からユーザ情報をコピーして,VLR(Visitor Location Register)を作成する。同時にホーム網に対し,在圏網へのルーチングを可能とする番号(ローミング番号)を転送し,端末が在圏網にいることをホーム網へ登録する。

PHSローミングの信号インタフェースはMTP-SCCP-TC-INAPというレイヤ構成になる。INAP(Intelligent Network Application Protocol)はTTC標準(JT-Q1218)で規定されているサービス制御局相互間の手順に加え,INAPを用いたPHSローミングの手順(TTC標準JT-Q1218-a)を用いる。

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