TINA-C(TINAコンソーシアム)
Telecommunications Information Networking Architecture Consortium
ネットワーク構築のためのソフトウェア共通仕様を検討するコンソーシアム(協会)。近年分散処理やオブジェクト指向等を核とした高速コンピュータネットワークの構築が急速に進む一方,電気通信ネットワークにおけるコンピュータとりわけソフトウェアの重要性が高まってきていることを背景に,1990年から世界の主要通信事業者がソフトウェアを中心とした次世代情報通信ネットワークアーキテクチャに関する検討を進めてきた。その結果,通信とコンピュータを融合した新しい情報通信ネットワークアーキテクチャ,これを構築するための技術,ソフトウェア構成法等の研究開発を促進することを目的に,1993年3月コンソーシアムを発足させた。
通信とコンピュータを融合したアーキテクチャの構築,特にマルチメディア,情報サービスを実現するための共通ソフトウェアアーキテクチャの構築を進めている。
本コンソーシアムは,マルチメディアネットワーク/サービス用ソフトウェアの世界共通仕様(TINA仕様)作成を目的としている。
TINA仕様の特徴は,情報通信ネットワークを構成する機器には,端末(パソコン等),伝達サーバ(交換機,ルータ等),サービスサーバ(および管理サーバ)等があるが,これらの機器に共通のソフトウェア構造を適用する。