用語説明

Type-Xシリーズ

Type-XルータとX-OSS(type-X Operation Support System)からなるシリーズ。

(1) Type-Xルータ

特徴は以下のとおり。

・大量トラヒックを収容可能とする転送容量

・低速から高速まで必要帯域に応じた伝送を可能とする豊富な回線インタフェース

・あらゆる観点からサービスの安定動作を確保する多彩な高信頼化機能

また,Type-Xルータには以下の3種類の製品種別があり,用途に合わせて使い分けたり,組み合わせて柔軟なネットワークを構築することが可能(図)。

・Type-X320(転送容量320Gbit/s):超高速大容量コアルータ

・Type-X80(転送容量80Gbit/s):豊富な転送品質制御機能を持つコア/エッジルータ

Type-X40(転送容量40Gbit/s):豊富なエッジ機能を持つエッジルータ

(2) X-OSS

Type-Xルータの監視・制御と同時に,そのネットワークリソースを管理し,MPLS(Multi Protocol Label Switching)のパス(LSP:Label Switched Path)の設定・帯域管理を行う,Type-Xの設定したオペレーションシステム。

① Type-X装置管理システム〔X-EMS(Element Management System)〕:Type-Xの装置管理(監視・制御)およびネットワークのトポロジ(ルータ間のインタフェースどうしの接続関係)情報を管理する。

② QoSサーバシステム(X-QS):X-EMSが管理するネットワークのトポロジ情報を基に,コア網内のMPLSパス(LSP)の経路と帯域を設計,設定,管理する。

(3) ポリシーサーバシステム〔X-PS(Policy Server)〕

X-QSで設計したLSPに対してX-PSは,エッジルータにポリシー情報の設定と管理を行う。

(4) トラヒック管理システム〔X-TM(Traffic Management)〕

回線インタフェース単位からLSP単位まで実際のトラヒック量を収集・管理する。

図_Type-Xルータのラインアップ