機械が入力した言語を解析して,他言語に変換して,文として再構築する処理をいう。機械翻訳の研究は,1950年代に始まり,日本語を英語に機械翻訳するシステムも1980年代から商品化されてきており,記述されたテキストだけでなく,音声入力が可能な商品も出ている。
NTTでは,英語を良くするため,あらかじめ日本語を翻訳しやすい(直訳調の)文章に書き換える前編集の困難を解決するために,前編集なしに(必要ならば原文を自動的に書き替えて)自然な英語を生成することを目標に,1985年から記述文を対象として,日本語から英語への翻訳,日英機械翻訳の研究を進めている。