用語説明

公-専-公接続

専用線の両端にPBX等を接続し一般公衆網と接続するサービス。NTTや中継系NCC等の第一種電気通信事業者の提供する専用線を利用する契約者が,その専用線の両端(公-専-公接続)あるいは片端(公-専接続)において自社の交換機等によりNTTの電話回線と接続すること。

1996年10月の国内における公-専-公接続の解禁に伴い,幾つかの事業者が格安料金の電話サービスを開始した(東京~大阪90円/3分後)。さらに1997年12月には国際通信でも公-専-公接続が解禁された。

また,公-専-公接続では低廉な通話サービスを提供するために,音声圧縮技術を用いて専用線の限られた帯域を有効に使うよう工夫されている。非圧縮の場合,通常の音声通信は64 kbit/sの帯域を必要とするが,現在は32~8 kbit/sの音声圧縮技術がITU-T(ITU電気通信標準化部門)で標準化され,製品に組み込まれている。