用語説明

CISPR24

CISPRの発行する国際標準。情報技術装置に対するイミュニティ要求値と試験法を規定。

ITEの製品群規格であり,これまでIEC(国際電気標準会議)のTC65が検討し刊行してきたIEC801規格(現在のIEC1000-4規格)をベースに,電磁環境(試験項目)ごとにITE固有の試験法,試験レベル,誤動作判定基準等について審議を進めてきた。1993年9月のCISPRロッテルダム会議でITEを約30機種選定し,イミュニティ試験による誤動作や品質低下の判定基準を個々の装置ごとに作成することを決定した。これについて各国で分担して検討した結果を審議した1994年3月のCISPRサンフランシスコ会議ではCISPR24の構成を抜本的に変更する議論が行われた結果,電磁現象ごとに規格を作成することを取り止め,ITEを対象とする1つの製品群規格としてCISPR24を刊行することを決定。この決定に基づき原案を作成し,1994年10月の北京会議で最初のCISPR24草案が審議された。この草案は完成度の低いものであったため,さらにブラッシュアップして1995年10月の南アフリカ・ターバン会議で,最終規格案(FDIS)の作成に向けた審議が行われた。

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