用語説明

ディジタル地上波テレビジョン方式

テレビジョン放送のメディアとしては地上波,CATV,衛星の3種類の放送メディアがある。衛星については1994年に米国においてディジタル放送が開始されて以来,欧州,日本でもディジタル放送が開始されている。

CATVについても,1996年に国際電気通信連合(ITU)で標準化がなされて以来,日米欧で順次サービスが開始されている。

現行のアナログカラーテレビジョン方式にはNTSC方式(米,日等),SECAM,PAL方式(欧州等)の3方式があり,統一されていない。1997年10月のITUの無線通信部門総会においてディジタル地上波テレビジョン方式の規格化が行われ,米国が開発したATSC(Advanced Television System Committee)方式,欧州が開発したDVB-T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)方式,日本が開発中のISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)方式の3方式がいずれもディジタル地上波テレビジョン方式として標準化された。