EDTV1
Enhanced Definition Television
現行のテレビであるNTSC方式との両立性を確保しつつ画質改善を行う放送方式。“クリアビジョン”と呼ばれるもので,すでに1989年から実用化されている。テレビ画面の隅に“クリアビジョン”の表示が出るプログラムがこれに相当する。クリアビジョンはNTSC信号に対して解像度の向上やゴースト除去を狙って定められた。画面の垂直方向の解像度を高めるために,送信側では1,125本のHDTVカメラや525本の順次走査カメラで撮影し,その信号を525本インタレース走査信号に変換する方法が用いられる。これにより垂直方向の解像度が向上する。またゴースト除去用の基準信号を挿入する等の処理が行われる。