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8月号 2021 Vol. 19 No. 8

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■ 概要
あらゆるモノに「寄り添い」「しなやか」な情報ネットワーク社会基盤の実現をめざすNTT情報ネットワーク総合研究所。来るべき新しい社会を自らの手で切り拓く責任を自覚し、社会実装される技術を創出する誇りと喜び、研究開発者としての大きな夢を持ちながら、日々の業務に取り組んでいます。立元慎也所長に研究者のトップに求められる力、研究開発における備えておくべき力について伺いました。

Front-line Researchers

■ 概要
聴診は健診や医療の現場で長年にわたり活用されています。体への侵襲がなく繰り返し実施できる、その場ですぐに結果が得られるといった利点の一方で、医療者と患者が接近するため、感染性疾患の疑いのある患者に対して行うには困難を伴うといった課題もあります。このような課題の解決や近未来の健康管理を見据えて「テレ聴診」の研究を立ち上げた柏野邦夫上席特別研究員に、研究活動の進捗と研究者としての姿勢を伺いました。

Feature Articles: Initiatives for Smart Agri—Making Japanese Agriculture a Growing Industry

■ 概要
NTTは2014年から農業を重点分野の1つとして位置付け、グループ全体で体制を構築し、最新のICTの活用、象徴的なパートナーとの連携により、一次産業における生産から流通、販売、消費、食に至るフードバリューチェーン全体の課題を解決する「Smart Agri」の実現に取り組んでいます。本稿では、NTTグループの取り組みの全体概要、将来のデジタルアグリ革命につながる最新の取り組み事例について紹介します。
■ 概要
NTT西日本グループでは「スマートな地域社会」を実現するため、ソーシャルICTパイオニアとして、地域社会の課題解決や人と社会のつながりの強化をめざした取り組みを行っています。具体的には、Smart10xとして10分野について地域が抱える課題の解決に向け、地域に存在するノウハウ・リソースとNTT西日本グループのノウハウ・リソースを活用した取り組みを進めています。本稿では、その中でも一次産業分野において取り組みを進めている、未来型農業としての植物工場の取り組みについて、2021年4月にニュースリリースをした「佐川いちごから広がるICTを活用した農業振興と地域活性化に関する連携協定」について紹介します。
■ 概要
NTT西日本グループは“ソーシャルICTパイオニア”として、ICTのチカラで地域課題を解決し、持続可能な社会をつくることで、地域から愛され信頼される会社をめざしています。地域通信事業の保守業務を中核事業とするNTTフィールドテクノでは、IoT(Internet of Things)、AI(人工知能)などICTの活用により食品リサイクル事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現し、食品残渣(ざんさ)の堆肥化について優れた技術実績を有する株式会社ウエルクリエイトと提携し、食品リサイクルの普及に資する「地域食品資源循環ソリューション」の提供を2019年4月から開始しています。本稿では、SDGs(持続可能な開発目標)に向けたNTTフィールドテクノの食品資源循環に関する取り組みを紹介します。
■ 概要
天然の魚介類の減少・枯渇傾向に歯止めがかからない一方で、人口増加などに伴い、世界の漁獲量は増加傾向にあります。海の多様性を汚染等からも守りつつ、海洋資源を確実に育むことは緊急性を高め続けており、持続可能な養殖技術の向上と普及に期待が集まっています。NTTドコモは中期戦略2020「beyond宣言」の下で推進する「産業創出」の主な領域として水産業に着目しており、ICTブイやクラウドを活用した海洋モニタリング技術や養殖管理ソリューションなどを開発し、パートナー企業とともに地域創生に貢献してきました。本稿では、NTTドコモの水産分野における取り組みについて紹介します。
■ 概要
近年、持続的な農業として国内外で関心が高まっている有機農業ですが、品質や収量にばらつきがあり、生産が安定しにくいといった課題を抱えています。有機栽培技術「BLOF®(Bio Logical Farming)理論」は、これらの課題を解決し、有機農業でも安定して高品質・高収量な生産を実現することができます。NTTコムウェアでは、このBLOF®理論のノウハウをシステムに取り込み、BLOF®理論に基づいた有機農業を誰でも簡単に実践できる営農支援クラウドサービス「BLOFware®.Doctor」として提供を開始しました。本稿では、BLOFware®.Doctorのサービス内容と今後の展開について紹介します。

Regular Articles

■ 概要
ユーザに無線ネットワークを意識させないナチュラルな通信環境の提供をめざし、無線センシング・可視化技術、無線ネットワーク品質予測・協調技術、無線ネットワーク動的制御技術の3つを高度化・連携させた無線技術群であるマルチ無線プロアクティブ制御技術(Cradio®)の研究開発を進めています。ここでは、Cradio®の技術群と、それらの技術群とさまざまな社会システムを組み合わせることで実現されるナチュラルな通信環境の実現に関する構想について説明します。
■ 概要
NTTアクセスサービスシステム研究所は、光アクセス網の所外スプリッタ下部にて心線対照および現用・非現用判定を行う光ファイバ側方入出力技術を開発しました。この技術は、曲げることでコアの中を伝搬する光信号が漏洩する光ファイバの特性を利用することにより、工事現場にて光ファイバの回線利用状況を確認できます。ここでは、開発した光ファイバ側方入出力技術の概要とその応用について紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
将来アクセスシステムにおける多様なサービスへの柔軟かつ迅速な対応に加え、システムのシンプルな運用をめざし、アクセスシステムに部品化技術を適用する研究開発が進展しています。ここでは、現在活発な審議が進められているBroadband Forum(BBF)におけるアクセスシステム部品化技術の標準化動向について、関連の深いオープンソースソフトウェア(OSS)開発団体ONF(Open Networking Foundation)の動向も含め報告します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第65弾となる本稿では、通信センタビルの雷害故障への対策として技術協力センタが開発した接地設備評価シミュレータを紹介します。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは発表した論文の抄録

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