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12月号 2022 Vol. 20 No. 12

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■ 概要
日々進化する情報通信技術やAIなどのデジタル技術、多様なビジネスモデルの台頭やコロナ禍によって加速したリモートワークの進展により社会は大きく変化しました。こうした中、少子高齢化は加速し、社会インフラの老朽化、地球温暖化対策は待ったなしの状況です。日本が抱える社会課題に先駆けて取り組むNTT東日本は従来型の課題解決に加え、未来志向のデジタルトランスフォーメーション(DX)で挑んでいます。澁谷直樹代表取締役社長に、未来志向のDXで社会を先導するとともに社会インフラとしての使命を担う、「心の経営」の極意を伺いました。

Front-line Researchers

■ 概要
我が国では「子どもの読書活動の推進に関する法律」の下、子どもの読書活動を推進しています。また、中高生のスマートフォンの保有率の急増やGIGAスクール構想による1人1台端末環境の整備等が進む中、それより下の年代である幼児期の読書習慣が子どもの学力に与える影響が注目されています。言語習得のメカニズムの解明と教育支援に臨むNTTコミュニケーション科学基礎研究所 小林哲生 上席特別研究員に研究活動の進捗を伺いました。

Rising Researchers

■ 概要
近年多くの社会的な場面でAI(人工知能)による深層学習の技術が登場していますが、脳解析の研究分野においてもこれらの技術を用いて研究が進んでいます。今回は深層学習技術と脳情報デコーディング技術を組み合わせて共生社会を実現する「AIと脳情報解析技術の融合による脳メカニズム理解」の研究について、堀川友慈特別研究員にお話を伺いました。

Feature Articles: Space Integrated Computing Network

■ 概要
持続可能な社会の実現に向けて、エネルギー・環境・防災等のさまざまな分野で宇宙空間をICTインフラ基盤として活用することがより一層重要となっています。そこで、NTTとスカパーJSAT株式会社は新たな宇宙ICTインフラ基盤である宇宙統合コンピューティング事業を担う合弁会社として株式会社Space Compassを設立しました。本稿では、宇宙統合コンピューティング・ネットワークの全体像や事業概要、今後の展開について紹介します。
■ 概要
NTTでは、宇宙でのリアルタイムなデータ解析を可能とする宇宙コンピューティング基盤の実現をめざしています。NTTソフトウェアイノベーションセンタ(SIC)ではこれまでの経験を活かし、宇宙コンピューティング基盤に関する取り組みを開始しています。本稿では、SICの考える宇宙コンピューティング基盤の要件と、それに関連する技術について紹介します。
■ 概要
宇宙RAN事業は5G Evolution&6Gの時代におけるコミュニケーション基盤とされ、空・海・宇宙を含むあらゆる場所でのユースケースを想定した「超カバレッジ拡張」が検討されています。超カバレッジ拡張の早期実現に向けて、HAPS(High Altitude Platform Station)を用いた低遅延の通信サービスに着目しています。本稿では、HAPSによる無線システム技術のユースケースと技術課題について示し、HAPSと地上ネットワークの周波数共用に向けた3Dセル制御技術を解説します。
■ 概要
世界的に宇宙ビジネスが注目されており、2040年度には約120兆円に市場が拡大すると予想されています。日本においても2020年度に宇宙基本計画が約4年ぶりに更新され、日本の宇宙産業(約1.2兆円)を2030年代早期に倍増する計画が立てられています。宇宙産業において地球センシングビジネスへの期待は大きく、新しい市場の創出がさまざまな分野で検討されています。本稿ではNTT研究所で研究開発を進めている衛星センシングプラットフォームについて解説します。

NTT Technology Report for Smart World

■ 概要
NTT研究企画部門では、2019年に始動したIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想とともに、より人々が豊かに生きていく世界を実現するためのテクノロジーについてまとめた「NTT Technology Report for Smart World」を発表しています。このたび、新たに2022年度版を公開しましたので、本稿では、その概要と更新のポイントについて紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
NTTグループは、電磁妨害波や雷サージから通信設備を防護するとともに、ICTによる気候変動への影響評価や持続的な発展が可能な循環型経済の問題に取り組み、通信サービスの信頼性向上ならびに事業活動に伴う環境負荷の低減に貢献するため、ITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector)において国際標準の作成に参画しています。ここでは、新型コロナウイルス感染症の影響により、ようやくスタートした新会期(2022-2024)の検討体制を紹介するとともに、2022年6月に開催された第1回SG(Study Group)5会合における最新の審議動向を紹介します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第73弾となる本稿では,通信設備でのカビの発生状況と設備材料への影響について調査した2つの事例について報告します。

External Awards
外部での受賞

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