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View from the Top
- ■ 概要
- 誰よりも人と人のコミュニケーションを考えてきたNTTドコモから生まれた、NTTコノキュー。リアルとデジタルの空間を永続的に行き交う新しい体験を生み出すことをめざしています。距離、時間、想像を超えてヒトの心を豊かにし、社会を輝かせるためにXR市場を創造する丸山誠治NTTコノキュー代表取締役社長に、事業の状況とトップとしての心構えを伺いました。
Front-line Researchers
- ■ 概要
- 世界の最先端を行くNTTの複合酸化物薄膜作製技術を、新たに開拓した原料の逐次供給技術と組み合わせることで、分子層の厚みを持つ異なる物質を交互に積み重ねた人工物質の作製を行うことができるようになり、新しい超伝導体の発見につながりました。また薄膜作製技術とプロセスインフォマティクス技術との融合により、すでに知られていた酸化物の世界最高品質の薄膜を効率的につくることができるようになり、これまで実証されていなかった新しい物性の観測につながりました。新物質の探索・創製とその物性解明をテーマに研究に取り組むNTT物性科学基礎研究所 山本秀樹上席特別研究員に新物質・新発見と、環境・エネルギー関連で期待のかかる超伝導体への思い、そしてチームワークをベースとした研究者としての姿勢・考え方を伺いました。
Rising Researchers
- ■ 概要
- さまざまな触り心地を表現する「触覚提示技術」は日々進歩を続けています。その一方で「どのような触覚体験が人々の心に響くのか」といった部分は解明されておらず、触覚コンテンツの普及はあまり進んでいません。人の心に響く触覚コンテンツの創出のためには、私たちが「何を触りたい」と思うのかといった触覚の心理学的側面を解明していくことが今後必要となります。今回はSNSなどの大規模データから「触りたさ」を解き明かし、簡易な触覚提示法を活用することで将来の触覚コンテンツの普及をめざす「触りたさの科学的理解とクロスモーダル知覚に基づく触覚提示法」について、宇治土公雄介特別研究員にお話を聞きました。
Feature Articles:Efforts to Speed Up Practical Application of Quantum Computers
- ■ 概要
- IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)時代のイノベーションの実現、例えば、デジタルツインコンピューティング(DTC)により未来予測を行うためには、超高速・超大規模な演算処理ニーズを満たすコンピューティング基盤が必要となります。そうしたニーズから、従来とは全く違う方式で演算を行う「量子コンピュータ」に注目が集まっています。NTTコンピュータ&データサイエンス研究所では、量子コンピュータの能力を最大限発揮するアーキテクチャ実現に向けた理論研究と、実用化に向けたシステム・ソフトウェア技術開発を両輪で取り組んでいます。
- ■ 概要
- CPUのような従来のコンピュータが解くことが難しい問題の1つに、膨大なパターンの組み合わせの中から条件を満たすものを見つけ出す「組み合わせ最適化問題」があります。この問題に特化して、新しい原理に基づいて演算するコンピュータが「イジングマシン」です。しかし、その使いこなしには、実社会の問題をイジングマシンが扱える形式に変換するなど多くの課題があります。本稿では、この課題を解決する、SDK(Software Development Kit)やコンピューティングシステムの研究開発について紹介します。
- ■ 概要
- これまでに実現されてきた量子コンピュータをより大規模で実用的なサイズへ拡大しサービスとして提供するには、たくさんの量子ビットを制御可能にする方法と動作を記述する抽象化が必要となります。本稿では、2023年3月にローンチされた量子コンピュータにおける、量子ビットを制御しクラウドサービスとして利用可能にするまでの取り組みや難しさ、また、クラウドサービスの仕組みや今後の展望について解説します。
- ■ 概要
- 現在の量子ハードウェアは計算エラーの影響が非常に大きく、量子コンピュータから有意義な結果を取り出すためにはエラーの削減が必須です。現在、符号化などを行わず、量子ハードウェアへの負担を少なく保ったまま計算エラーの削減を行うことが可能な量子エラー抑制手法が世界中でさかんに研究されています。本稿では、主要な量子エラー抑制法のレビューを行った後、最近、私たちの研究グループから提案された世界で初めての量子エラー抑制を組み込んだ量子センシングおよび量子エラー抑制の統合フレームワークである一般化部分空間展開法について解説します。
- ■ 概要
- 本稿では、誤り耐性のある量子コンピュータを早期に実現するための新しい取り組みを紹介します。符号化されたまま量子計算を行うときの効率化や量子アルゴリズムの新しい回路効率化手法、また誤り耐性量子計算に統計的な誤り抑制手法を併せて用いるなどの早期誤り耐性量子計算(Early-FTQC)に向けた新しい手法を紹介します。
Global Standardization Activities
- ■ 概要
- ITU-T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector)SG(Study Group)17はセキュリティを取り扱うデジュール団体です。他にセキュリティを扱うデジュール団体としては、ISO(International Organization for Standardization)/IEC(International Electrotechnical Commission) JTC(Joint Technical Committee)1/SC(Subcommittee)27等があります。ここでは、ITU-T SG17の取り組みについて紹介し、JTC 1/SC 27と比較しながら、セキュリティ標準化の動向を概説します。
Information
- ■ 概要
- NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、最新の研究成果を多くの方々に知っていただくイベントとして、2023年6月1〜2日に「オープンハウス2023」を開催しました。今年のオープンハウスは実に4年ぶりの現地開催ということで、新たな試みとしてNTT西日本のイノベーション施設「QUINTBRIDGE」にて開催しました。ここではその開催模様を報告します。
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