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View from the Top
- ■ 概要
- 世界のモバイルシーンをけん引するNTTドコモ。AI(人工知能)との共生、持続可能なネットワークの構築、革新的な技術開発を展開しています。佐藤隆明NTTドコモ代表取締役副社長に新しいコミュニケーション文化の世界の創造に向けた技術戦略や6G(第6世代移動通信システム)を中心に技術開発の展望について伺いました。
Front-line Researchers
- ■ 概要
- 量子コンピュータの基本要素である超伝導量子ビットは、その寿命が短いという課題があります。この課題を克服するためには、量子ビットの寿命に影響を与えるメカニズムを解明して少しでも寿命を長くするアプローチや、寿命に至るとエラーになることからそのエラー訂正を行うアプローチ等があり、量子コンピュータの実現に向けて研究が進められています。また、量子ビットの寿命を長くすることで、センシングの精度向上も期待できます。一方で、超伝導磁束量子ビットは超伝導電流の向きに対応する、2つの量子状態を有しており、この状態を磁場で制御することで高感度な磁場センサとして機能します。高機能磁場センサと生体試料をハイブリッドに組み合わせて、将来の病理診断への応用をめざす、NTT物性科学基礎研究所 齊藤志郎上席特別研究員に、超伝導磁束量子ビットによる神経細胞中の鉄イオン検出や、レッドオーシャンの研究領域の先を見据えた研究への思いについて伺いました。
Rising Researchers
- ■ 概要
- 情報技術は私たちの生活を豊かにする一方で、それを使う私たちにもリテラシーやその功罪を理解することが求められています。例えばAI(人工知能)技術は日に日に進歩を続け、人間とのコミュニケーションまでもが容易になっていますが、それによって人と人のコミュニケーションが希薄化してしまう可能性も秘めていることに注意しなければいけません。今回は情報技術を用いたコミュニケーションの深化に取り組む山下直美特別研究員に、現代社会が抱えるさまざまな問題の解決に向けた研究や研究者としての心構えについてお話を伺いました。
Feature Articles: Exploring the Nature of Humans and Information for Co-creating Human-centered Technologies with AI
- ■ 概要
- NTTコミュニケーション科学基礎研究所(CS研)では、人と人および、人とコンピュータシステムとの間の「こころまで伝わるコミュニケーション」の実現に向けて、情報と人間の本質に迫る基礎理論の構築と、社会に変革をもたらす革新技術の創出に取り組んでいます。本稿では、昨今急激に進歩しつつある生成AI(人工知能)の動向を踏まえ、人とAIの共存に向けたCS研における最新の研究の取り組みについてその一部を紹介します。
- ■ 概要
- 現代社会は通信網や道路網などの多くのネットワークインフラによって支えられています。その性能解析は、高性能・高信頼なネットワークの設計などのために重要ですが、多くの場合ネットワークを構成する道路や光ファイバなどの「組合せ」を考える必要があります。すると、計算時間が膨大となり、現実的な時間内での精緻な解析が難しくなります。本稿では、膨大な数の組合せを圧縮して表現する決定グラフを用いたアルゴリズムによる、困難な解析問題の高速な解法について解説します。
- ■ 概要
- 情報表示技術や表示デバイスの発展に伴い、近い将来、現実空間のあらゆる場所が情報表示に使われるようになるかもしれません。しかし、プロジェクタや透過型ディスプレイを用いた新しい表示技術では、周囲の明るさや背景の模様によって表示画像の見え方が大きく変化するため、映画館のように常に理想的な表示はできません。本稿では、人間の視覚情報処理をモデル化することで、こうした将来の情報表示において、使用場面によらず自然で快適な映像表示を実現するアプローチを紹介します。
- ■ 概要
- 現在、AI(人工知能)を活用した効果的なデータ解析に対する関心が高まっています。しかし膨大なデータの解析には多大な計算コストが必要です。一般的に計算コストを低減するために近似的な処理が行われますが、近似処理では正確な解析結果を得ることが難しいという問題があります。本稿では計算の枝刈りを行うことにより高速性と厳密性を両立させたデータ解析手法の代表的な例を紹介します。
- ■ 概要
- 理想の投手は「投げたいと思う位置」に「何回でも」投げられますが、それを可能としているのは体を操る脳の情報処理です。本稿では、「脳が筋を動かすタイミングの乱れ」が運動をばらつかせる原因であることを示した研究について紹介します。この研究で新たに開発した手法により、利き手は非利き手に比べて繰り返し運動のばらつきが少ないことや、若年層では成長とともに運動ばらつきが減少し、高齢者では、運動ばらつきが増加することが明らかになりました。
Feature Articles: Reducing Security Risks in Supply Chains by Improving and Utilizing Security Transparency
- ■ 概要
- NTTは、「透明性」をキーコンセプトとしてサプライチェーンセキュリティリスクの低減を図る技術の研究開発を推進するとともに、サプライチェーンを形成する多様な事業者と協調して当該リスクの低減等に取り組む場となる「セキュリティ・トランスペアレンシー・コンソーシアム」を運営しています。本稿では、サプライチェーンセキュリティリスクに関する国内外の動向や関連技術、および本コンソーシアムの概要について紹介します。
- ■ 概要
- 可視化データを活用した「サプライチェーンセキュリティリスク」への対応の促進には、サプライチェーンを形成する多様な事業者が協力し、可視化データの有効活用を進める「協調領域」の活動が重要となります。本稿では、協調領域における活動として、サプライチェーンを形成する多様な事業者が協力し、可視化データの活用促進に資する「知見の共創」に取り組むために2023年9月に発足した「セキュリティ・トランスペアレンシー・コンソーシアム」の活動と、可視化データ活用促進に向けた課題について紹介します。
- ■ 概要
- ソフトウェア脆弱性管理における可視化データの活用を促進するためには、活用イメージを具体化する必要があります。本稿では、組織内で実施される脆弱性管理の個々のアクションにおける可視化データの活用例を紹介します。
- ■ 概要
- 可視化データの活用に向けたさまざまなステークホルダが寄せる期待と、活用が進んでいない実態を振り返りながら、課題の解決に向けた最新の研究動向と、NTT社会情報研究所が取り組んでいるセキュリティ・トランスペアレンシー確保技術について紹介します。
Global Standardization Activities
- ■ 概要
- 通信サービスを適切な品質で提供するために、ネットワークおよびアプリケーションサービスの設計・管理は極めて重要であり、そのためには、定量的に測定・評価する技術が必要となります。ITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector)SG(Study Group)12では、ユーザがサービスに対し、体感する品質(QoE:Quality of Experience)とその目標値を達成するために要求されるネットワーク品質(QoS:Quality of Service)の評価法、測定法、規定値等に関する研究を行っています。ここでは、音声・映像メディアの品質評価・管理技術に関する最新の標準化動向を中心に紹介します。
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