世界的に標準化された新同期インタフェースであるSTM-4（622 Mbit/s）を３多重化した1.8 Gbit/sの伝送方式。１システム当り24,192 CH（64 kbit/s換算）の伝送容量を有する。最大水深8,000 mの海底において1.55 mm零分散シフトファイバと波長帯域を1.54～1.56 mm帯に設定したDFB半導体レーザにより，分散による光波形劣化を抑えるとともに，３元系の受光器（InGaAs-APD）による高感度化により，海水温－２～30℃の使用環境下で100 kmの中継間隔を実現している。また，同軸海底方式で不可能であった海中における伝送路の分岐を可能とし，多地点への陸揚げができる柔軟な海底方式である。