インターネット上でWWWのホームページを作成するための構造化タグ言語。World Wide Web Consortium（W3C）という機関により，規格の検討・管理が行われている。異なる情報ページ画面間の関係をリンクにより容易に記述できる。画面上でマウスをクリックすれば，このリンクに基づき，他の画面やインターネット上の世界のどこかのWWWを参照するなどの機能を提供できる。本来は構造化言語であったが，最近では構造よりもむしろ画面レイアウトやフォント等，見た目の記述機能が強化されている。表示される文字・画像等の位置や大きさ等を決めるタグと呼ばれる複数の命令文が規定されている。作成したHTMLファイルをWWWサーバに配置することによりクライアントパソコンからブラウザを介してホームページとして見ることができる。

◆ 《タグ言語》

タグとは文書等の部分に特別な意味を持たせるために付加される特別な記号例であり，例えば，文書の論理構造を表現するために用いられる。HTMLでは「見出し」，「フォント」，「画像」，「他へのリンク」等のタグがある。