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8月号 2014 Vol. 12 No. 8

English

Feature Articles: Technological Development for Network Virtualization

■ 概要
NTT研究所では、次世代のキャリア網である将来ネットワークの実現に向けて、ネットワーク仮想化技術を重要技術と位置付けて研究開発に取り組んでいます。本稿では、キャリア網にネットワーク仮想化技術を適用した際の全体アーキテクチャを概観したうえで、NTT研究所で取り組んでいる各構成技術の研究動向について紹介します。
■ 概要
ネットワークにあるさまざまな機能が、迅速かつ柔軟に利用可能になるサービスファンクションチェイニングと呼ばれる技術があります。本稿では、サービスファンクションチェイニング技術を実現するための方式と、本技術により実現できるユースケースについて解説します。
■ 概要
将来ネットワークの実現に向け、NTTグループを取り巻く環境変化を踏まえた新たな取り組みが求められています。NTTネットワークサービスシステム研究所では、NFV(Network Functions Virtualisation)/SDN(Software Defined Networking)などのネットワーク仮想化技術を応用し、効率的で柔軟、かつインテリジェントな将来ネットワークアーキテクチャの実現に向けた取り組みを進めています。本稿ではその概要について紹介します。
■ 概要
本稿では、NTT研究所発のオープンソースソフトウェア「Ryu SDN Framework」の概要と普及に向けた取り組みを紹介します。Ryu SDN FrameworkはSDN(Software Defined Networking)を便利に簡単に組み上げるためのツールやライブラリを提供する基盤ソフトウェアです。オープンソースである強みを活かし、業界に先駆けて最新のOpenFlow仕様に対応することで、SDNアプリケーションの開発者や、ネットワーク機器の開発者、ネットワークサービスの保守者など、さまざまな方々に利用されています。
■ 概要
本稿では、NTT未来ねっと研究所で実施しているネットワーク仮想化、SDN(Software Defined Networking)関連研究の中から、O3プロジェクトによるOpenFlow1.3に対応した高速SDNソフトスイッチ「Lagopus」の概要、およびネットワーク仮想化基盤の研究概要を解説します。

Regular Articles

■ 概要
これまでに見つかっている物質中で最も高い超伝導転移温度を示す物質は、銅の酸化物の1つであるため、高温超伝導のメカニズムを解明し、より高い超伝導転移温度を示す物質を予言できる理論的なモデルを構築するための研究が、銅酸化物超伝導体に対して続けられている。銅酸化物超伝導体は、銅−酸素面が希土類酸化物あるいはアルカリ土類金属酸化物で挟まれたような結晶構造になっており、2次元的に無限に広がる銅−酸素面が高温超伝導発現の舞台であることが知られている。より詳しくこの銅−酸素面を見てみると、物質によって酸素の配位数が異なり、八面体6配位、ピラミッド5配位、平面4配位の3種類が存在する。一般に物質の電子状態は結晶構造やその対称性、それを形成する元素の種類などの影響を受けるが、銅−酸素面はそのままでは絶縁体で超伝導の発現にはキャリアドーピングが必要との考え方が、上記の配位の違いに関わらず成立すると信じられて来た。これは、ホールドープによって超伝導が発現する八面体6配位やピラミッド5配位の場合には一般に成り立つことが確立している。これに対し、我々は、平面4配位の銅―酸素面からなる銅酸化物の場合には、アニールによって銅−酸素面の欠陥を除去することが本質的で、ドーピングは超伝導の発現に必須ではないことを示した。

Global Standardization Activities

■ 概要
これまでM2M(Machine to Machine)サービスは産業機械や輸送管理などの分野で独立して進化をしてきましたが、昨今業界間の枠組みを越えたデータ活用やプラットフォームの共通化による市場の拡大を求める声も高まっています。M2M技術のグローバル標準化とその普及を目指し、欧州、米国、アジアの主要な標準化団体が連携した統一団体であるoneM2Mが活動を開始してから約2年が過ぎようとしています。ここでは、oneM2Mという組織の概要を簡単に解説し、その標準化作業の現状と成果、および今後の活動予定などについて紹介します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
VoIP-GWを介して、PBXをIP電話回線に収容した構成における故障事例についてご紹介します。隔月で掲載する、通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第24弾です。今回は、NTT東日本 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部 技術協力センタ ネットインタフェース技術担当の方にご協力いただきました。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

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