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3月号 2015 Vol. 13 No. 3

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■ 概要
少子高齢化の進む日本。未来を担う若者を通信教育はどう支えていくのか。最新のICTを導入し、新しく質の高い講義の提供を目指す放送大学。長年の研究、教育現場での経験を携え、教育だけではなく地方創生へも挑む放送大学の取り組みと、研究者としてのあり方について、白井克彦NTT社外取締役(放送大学学園理事長)に伺いました。

Feature Articles: Reducing the Environmental Burden of ICT Services

■ 概要
情報通信サービスの提供には、ネットワーク装置や空調装置、電源装置、アクセス設備など、さまざまな設備で構成される通信インフラが必要です。本稿では、各設備を主管するNTTの研究所やグループ会社をメンバとしたグリーン&サステナブルインフラ委員会を中心とした、情報通信サービスの環境負荷低減に向けた取り組みについて紹介します。
■ 概要
NTT環境エネルギー研究所ではNTTグループの環境ビジョン「THE GREEN VISION 2020」の目標達成に向け、ICTを利活用することによる社会の環境負荷削減効果を企業レベルで評価するBy ICT効果評価技術を開発しました。これにより、NTTグループが提供するICTサービスによる環境負荷削減効果の総量を売上高や契約数などの経営指標を用いて簡易に算出することが可能となりました。
■ 概要
NTT環境エネルギー研究所では、電気通信用設備を構成する材料に着目して、次期設備の長寿命化、現行設備の延命化、設備更改時における省資源化を実現するためのグリーンインフラ技術のR&Dを進めています。本稿では、電気通信用設備材料の省資源化に貢献する取り組みとして、現行設備の延命化につながる「下部支線地中部の劣化診断・評価技術」と、設備更改時の省資源化につながる「資源見える化技術」について紹介します。
■ 概要
地球の温暖化防止は喫緊の課題であり、NTTグループにとっても企業活動に伴う二酸化炭素排出削減への貢献が求められつつあります。また、大規模な自然災害に伴う停電に備えることも事業の継続性(BCP)の観点からも求められています。本稿では、NTT環境エネルギー研究所で取り組んでいる、太陽光などの自然エネルギーから電力・燃料を創出するための創エネ材料技術、および停電時のバックアップ電源として自然エネルギーを蓄積するための蓄エネ材料技術を紹介します。
■ 概要
NTTネットワークサービスシステム研究所では、次の世代を担う「将来ネットワーク」に向け、サービス指向型プラットフォームの実現、および光コラボレーションやサービス卸といったビジネスモデルによる新たな価値創造を目指し、ネットワークアーキテクチャやそれを支える技術開発に取り組んでいます。本稿では、サーバやルータなどのネットワーク系通信装置の省電力化に向けた取り組みを紹介します。
■ 概要
ユーザ端末の高性能化が進み、高速なWeb閲覧や高精細な動画コンテンツを手軽に利用できるようになったことから、ネットワークの利用頻度や、ネットワークを流れるコンテンツの容量は増加し続けています。このため、ネットワークのさらなる広帯域化が期待されていますが、現状においても通信装置の消費電力が非常に大きい中で、どのように消費電力を増加させずに広帯域化を実現するかが、世界中で大きな課題となっています。本稿では、ネットワークの消費電力の中でも大きな部分を占める光アクセスネットワーク特有の課題と、省電力化についてNTTアクセスサービスシステム研究所の取り組みを紹介します。
■ 概要
通信ビル・データセンタにおける給電システムは、省エネ化・低コスト化が期待できる直流380Vとする高電圧直流(HVDC)給電システムが注目されており、実導入段階にきています。本稿では、HVDC給電システムの導入状況と標準化の取り組み、さらなる普及推進のためNTTグループで策定したテクニカルリクワイヤメントと給電系ガイドラインについて紹介します。
■ 概要
NTTファシリティーズでは高電圧直流(HVDC)給電システムの通信ビル・データセンタなどへの導入に加え、将来的には太陽光発電システムなど再生可能エネルギーを直流のまま連系したスマートグリッドへの適用も視野に入れた研究開発を行っています。本稿では幅広い領域での活用に向けた、システム開発、構築・保守などの取り組みを紹介します。

Feature Articles: NTT Tsukuba Forum 2014 Workshop Lectures

■ 概要
これまで光アクセスは、より高速で安定したインターネットアクセスの用途で広まってきました。一方、変化しつつある今後の市場に対応するためには、単純な高速化に向けた技術開発だけでは解決できない課題がみえてきました。次世代の光アクセスに向けてはリソースを柔軟に利用するという考え方を用いる必要があると考えています。本稿では、その概要とそれを実現するためにNTTアクセスサービスシステム研究所で取り組んでいる技術の例を紹介します。なお、本特集は2014年10月17日に開催された「つくばフォーラム2014」ワークショップでの講演を基に構成したものです。
■ 概要
NTTアクセスサービスシステム研究所 アクセスメディアプロジェクトでは、ネットワークコストの抜本的削減に貢献する光ファイバ・ケーブル技術の研究開発に取り組んでいます。本稿では、最新の研究開発動向として、大量の光ファイバ設備を効率的に維持・運用する保守・運用技術、および将来の爆発的なトラフィック増大に備えた次世代光ファイバ技術について紹介します。
■ 概要
NTTアクセスサービスシステム研究所 アクセスオペレーションプロジェクトでは、アクセスネットワークにおけるオペレーションシステムにかかわるR&Dに取り組んでいます。本稿では、2020年ごろまでの実用化を目指した「将来ネットワーク」に向けてのオペレーションシステムの方向性や具体的取り組み内容、および既存システムに影響を与えることなく効率的な業務遂行を実現するナビゲーション技術にかかわる各種取り組みについて紹介します。

Regular Articles

■ 概要
モバイルサービスやクラウドサービスの拡大に伴い、急激なトラフィック増加が見込まれる中、NTTネットワークサービスシステム研究所はNTTグループの中継ネットワークの大容量化を効率的に行うため、100Gbit/s パケットトランスポートシステム(100G-PTS)を開発した。また、本システムは伝送システムの運用性、信頼性を向上させ、運用コストの低減が期待される。本稿では100G-PTSの概要と技術的特徴について紹介する。

Global Standardization Activities

■ 概要
伝送容量の増大、多種サービスの収容および柔軟なネットワーク運用を目指し、現在標準化団体において活発な審議が進められている次世代光アクセスシステム(NG-PON2)の標準化動向について報告します。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings

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