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7月号 2015 Vol. 13 No. 7

English

Feature Articles: The Challenge of Creating Epoch-making Services that Impress Users

■ 概要
1000 km離れた友人の声が聴ける電話、図書館に行かずとも数百万冊の本の情報を入手できるインターネット、これらはかつて「ユーザが感動する」と表現しても良いサービスでした。NTTサービスエボリューション研究所(EV研)は、電話、インターネット級のユーザが感動するサービス創出に向けた技術開発に挑戦していきます。本稿ではその概要を紹介します。
■ 概要
NTTサービスエボリューション研究所では、あたかも競技場にいるかのような体験をあらゆる場所で感じることができる超臨場感サービスのコンセプトを掲げ、その実現に向けイマーシブテレプレゼンス技術「Kirari!」を確立していきます。本稿ではKirari!を支える、「超高臨場メディア生成技術」「空間・環境情報同期配信技術」「コンテンツ利用許諾管理技術」の取り組みについて紹介します。
■ 概要
NTTサービスエボリューション研究所では、実世界に私たちと一緒に存在し、私たちを思いやり、働きかけ、いつもそばにいて私たちの成長を支援し、自らも成長するパーソナルエージェントの実現を目指しています。本稿では、人や人を取り巻く環境を知るためのセンシング技術、人をサポートし成長を助けるマルチモーダルインタラクション技術、いつでもどこでも継続的に人を支援するためのデバイス機能仮想化技術を紹介します。
■ 概要
本稿ではNTTサービスエボリューション研究所が目指している「プロアクティブナビゲーション」について概要を述べるとともに、これを実現するために現在研究開発を進めている「情報ナビゲーション技術」「ビッグデータ分析技術」および「レジリエント通信技術」について説明します。併せて、現在福岡市で進めている実験の概要と、そこで得られた結果を紹介します。
■ 概要
ユーザが使いたくなり、また使って楽しくなるICTサービスを実現するためには、サービスがユーザニーズとユーザ特性に合致している必要があり、そのためにユーザを深く理解する必要があります。本稿ではサービス創出のプロセスと、NTTサービスエボリューション研究所が注力するデザイン領域を示し、ユーザの理解とサービスイメージ可視化の具体例を示します。さらにガイドラインを整備した事例として、Webユニバーサルデザインの取り組みを紹介します。
■ 概要
NTTサービスエボリューション研究所では2020年に向け、訪日外国人などの旅行者やスポーツイベントの観戦者・運営者等を支援するサービスの開発に取り組んでいます。本稿ではNTT R&Dフォーラム2015に出展したスマートフォンやタブレットを用いた移動支援やスポーツ観戦などの「おもてなし」サービスのコンセプトを紹介します。
■ 概要
NTTは、「バリューパートナー(Value Added Enabler)」として多様なプレイヤーとの新たなサービス創出を目指し、ビジネスモデルをB2CからB2B2Cへ変革しています。NTT R&Dもこれらのプレイヤーとの連携促進の役割を担うために、NTTサービスエボリューション研究所にコ・イノベーション推進プロジェクト(EIP)を発足し、活動を推進しています。

Regular Articles

■ 概要
人間の対面会話がどのようにして円滑に行われているのか、その機序を理解することは、テレビ会議や対話システムを設計する上で重要です。対面会話において、話し手が入れ替わる話者交替は、特に重要な局面です。複数人対話において、円滑な話者交替を行うために、参加者は、今の話し手はいつ話を終えるか、次に誰が話し始めるかを予測し、自分が話す適切なタイミングを考えながら発話を行います。私たちは、このような話者交替において、次話者や発話開始のタイミングの決定にどのような情報が寄与しているかを明らかにし、さらに、次話者と発話開始のタイミングを予測する数理モデルを構築するという新しい研究に取り組んでいます。これまで、誰が誰にどのような順番で視線を向けたかという視線行動と、息の吸い方が、次話者とその発話開始時刻に深く関係していることを発見し、さらに、視線行動と呼吸動作の情報から、次話者とその発話開始時刻を予測できることを明らかにしました。
■ 概要
国立情報学研究所が主催する人工知能のプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」にNTTは共同研究機関とともに英語チームとして参画しています。2014年に受験した代々木ゼミナール全国センター模試では、全受験者の平均点を初めて超える好成績を収めることができました。英語問題は英語の知識のみを問うばかりではなく、人間が当たり前だと思っている「常識」を考慮しないと解けない問題も多くあります。ここでは、人工知能がどのように英語問題を解いているのかについて解説します。
■ 概要
現在、PSTN(Public Switched Telephone Network)や既存専用線サービスはTDM(時分割多重)技術をベースとした旧リンク系システムによる伝送路に収容されていますが、パケットトランスポート技術をベースとしたリンク系システムへの移行を進めることによりシンプルなネットワークを構築することができます。ここでは、これらの移行を効率的に推進することができる低速パス(1.5 Mbit/s)単位の振分け・集約機能を有するパケットベースのクロスコネクト装置(PTM-XC)を紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
スマートフォンに代表される移動通信方式、柔軟性・耐災害性に優れた固定無線方式など、無線通信は電気通信網で大きな役割を果たしています。無線通信にかかわる国際標準化組織の1つであるITU-Rでは、本年の後半に無線通信総会(RA)と世界無線通信会議(WRC)が開催されるため、特に重要な時期を迎えます。ここではITU-Rで地上無線通信の研究を所掌する第5研究委員会(SG5)とその傘下の作業部会(WP)の最近の動向と、それらに対するNTT研究所、NTTドコモの貢献について紹介します。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings

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