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Front-line Researchers
- ■ 概要
- あらゆるものがデジタル化されている現代。創造的な営みにおいてはデジタル的な思考だけでなく、事象をそのままのかたちでとらえるアナログ的思考も重要視されています。直面する状況に応じてデジタルとアナログの特徴を融合し、光回路技術を新しい価値にトランスフォームすることをめざすNTT先端集積デバイス研究所。橋本俊和上席特別研究員に、次世代を見据えた研究活動の進捗と研究者としての姿勢を伺いました。
Rising Researchers
- ■ 概要
- 情報通信のセキュリティを考えるうえで必要不可欠な技術である「暗号」。暗号の方式には「公開鍵暗号」と「共通鍵暗号」がありますが、今回は共通鍵暗号における基礎理論の構築と目的特化型暗号の研究に従事する藤堂洋介特別研究員にお話を伺いました。
Feature Articles: NTT Research: Open Collaboration to Upgrade Reality
- ■ 概要
- 科学研究を進める方法はいくつかあります。企業は、それぞれ独自個別の体制で研究に取り組む傾向にあり、それに対して学術界は、よりオープンな共同体制で研究を進める傾向にあります。本稿では、この2つのアプローチを基礎研究と応用研究という観点から比較します。さらにNTT Research, Inc.が学術界に近い、オープンラボモデルを採用した理由を明らかにし、このモデルが実際にどのように今までの研究体制構築に効果を発揮しているか解説します。
- ■ 概要
- ブロックチェーン技術は、インターネット上に、一定数の計算機が故障したり、悪意を持った行動をしても安全性を保つ新たなタイプの信頼を提供する技術として、大きな注目を浴びています。その理論は革新的である一方で、現在のブロックチェーン技術を支える数学的根拠や実装が、本当に持続的に有効で、私たちがすぐにこの技術を活用できるかというと、未成熟な点が数多くあります。本稿では、ブロックチェーン技術の安全性、持続性への研究課題について紹介します。
- ■ 概要
- 本稿では、最適化問題の新しいソルバーとして注目されているコヒーレントイジングマシン(CIM)の動作原理とその性能評価について紹介します。レーザではなく光パラメトリック発振器を用いたCIMでは、単一光子対(2個の光子が対を成した状態)が全光パルスに同時に存在し、単一光子対レベルの微弱光で干渉計を構成します。このマシンは、誤り訂正機能を持たせることにより、既存のアルゴリズムに競合できる性能を獲得できます。
- ■ 概要
- バイオインフォマティックスとデータサイエンスの医療応用をめざすNTT Research, Inc. Medical and Informatics(MEI)Labは、サイバー空間上に患者さん1人ひとりのデジタルレプリカを構築するバイオデジタルツインの研究に取り組んでいます。本稿では、特にこの1年間のMEI Labにおけるバイオデジタルツイン研究の研究体制の進展と、国立循環器病研究センターを中心としたコラボレーションの状況について解説します。
Feature Articles: Research and Development of Security in the IOWN Era
- ■ 概要
- 豊かな社会をつくるIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)時代のセキュリティR&Dを説明します。私たちはセキュリティを「人やアイデアを動かす」存在へ変えていきます。新しいセキュリティは人・組織・社会で多様なセキュリティモチベーションを解決し、アイデアや計算資源をダイレクトに仕事に変え、永く途切れなく保ちます。私たちはこれを、理論、データドリブン、コミュニケーションの3つを柱にした研究開発で実現します。
- ■ 概要
- 近年、データセンタ間通信を中心に、光トランスポートネットワークの実用が進んでいます。光トランスポートネットワークの通信は、インターネットと同様に、公開鍵暗号と共通鍵暗号で保護されますが、特に公開鍵暗号・鍵交換については、量子コンピュータの研究開発の進展により、一部危殆化するリスクが懸念されています。そこで、NTT社会情報研究所とNTT未来ねっと研究所では、量子コンピュータによる暗号危殆化に対して安全な鍵交換の研究開発と、それら鍵交換を光トランスポートネットワークへ適用するためのアーキテクチャ設計や実機検証を進めています。
- ■ 概要
- 近年、ナノフォトニクス技術の進展により小型の光素子の実現が可能になり、光論理ゲートの研究開発がさかんに行われています。私たちは、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)の構成要素であるオールフォトニクス・ネットワークにおける光情報通信および光コンピューティング上でのデータの暗号化・認証などに用いるため、光論理ゲートで構成する暗号回路の研究を行っています。本稿では、標準暗号の1つであるAESの暗号回路を光論理ゲートで構成する方法を紹介します。
- ■ 概要
- 「スマートな世界」では、さまざまな組織が企業や業種の壁を超えてデータを相互に持ち寄って分析し、新たな目的を持つデータを連鎖的に生み出すことで、社会全体でデータの価値を最大化できる可能性を持っています。現実は、組織間のデータ利活用は「限定した相手」に対して「限定的なデータ」を提供するにとどまり、価値の連鎖には至っていません。本稿では、この問題の解決に向けた取り組みとして、「トラステッド・データスペース」というデータ流通の新しい仕組みと、これを実現する要素技術を紹介します。
Feature Articles: Olympic and Paralympic Games Tokyo 2020 and NTT R&D—Technologies that Colored Tokyo 2020 Games
- ■ 概要
- NTTは、東京2020オリンピック聖火リレー、大阪・横浜で「NTT presents東京2020オリンピック 聖火リレーセレブレーション」を開催し、聖火ランナーやトーチキスをロボットの映像表現による空間演出で迎え入れる、聖火ランナー応援プログラムを実施しました。本稿では、聖火ランナー応援プログラムを実現したディスプレイ・ボットの制御技術について紹介します。
- ■ 概要
- NTTは、聖火リレー地域イベントとして、地域の小学校にて聖火リレー応援体験イベントを実施しました。本イベントでは、音声認識通信技術を活用し、応援する小学生の声援を文字として可視化してランナーに送り届ける演出に加え、応援演出システムを小学生と一緒につくり上げることで一体感を醸成する、新たな応援体験を提案しました。本稿では、実施したイベントの概要と、小学生とともに制作した応援演出システムについて紹介します。
Feature Articles: Olympic and Paralympic Games Tokyo 2020 and NTT
R&D—Technologies that Supported Tokyo 2020 Games
- ■ 概要
- 東京2020オリンピック・パラリンピックの競技会場と関係会場において、NTTでは、国内外の観客・関係者に快適な無線通信環境を提供するために高効率Wi-Fiの技術開発と導入に取り組みました。本技術を活用することで、ネットワークを活用した新たなスポーツ観戦のスタイルや、MICEなどで開催されるイベントにおいて、フレキシブルなネットワークを利用したさまざまなサービスの実現が期待されています。
- ■ 概要
- オリンピックや国際博覧会といった世界的に注目が集まるイベントはサイバー攻撃のターゲットになりやすく、実際に被害が報告されることも決して稀なことではなくなってきました。さまざまな事情から1年延期され2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、NTTはゴールド通信サービスパートナーとして、大会を支えるネットワークインフラを運営する立場となり、サイバー攻撃の脅威に対応する重大な責任がありました。本稿では、NTT社会情報研究所の研究活動の1つとして実施しているNTT-CERTが、NTTグループの代表CSIRT(Computer Security Incident Response Team)としてどのようにしてサイバー攻撃と向き合ったのかを紹介します。
Global Standardization Activities
- ■ 概要
- ITU-T(International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector)SG(Study Group)2のWP(Working Party)1では、電気通信番号や識別子に関しての、管理・ネットワークへの適用・通信サービスへの展開にかかわるさまざまな国際間の課題への取り組みを行っています。特に、最近のネットワークのIP化やIoT(Internet of Things)サービス・OTT(Over The Top)サービス等の急速な展開、グローバル化により、課題が多様化するとともに、なりすまし等の電気通信番号を悪用した詐欺等の問題が増加し、番号の適正使用の課題への対応が急がれています。またWP2では、網管理の課題が扱われていますが、ここでは、電気通信番号や識別子を中心としたWP1の状況について、WTSA(世界電気通信標準化総会:World Telecommunication Standardization Assembly)決議(Resolution)と対応させつつ報告します。
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