PPVPN WG
Provider Provisioned VPN Working Group
IETF(Internet Engineering Task Force)においてインターネットサービスプロバイダが提供するVPN(Virtual Private Networks)の標準化を行うWG。2001年2月に発足した。
本WGは,インターネットサービスプロバイダによって提供されるVPNを実現する複数の方式を規定することを目的としている。この方式には,①VPNを実現する装置がプロバイダ側に設置される方式と,②カスタマ側に設置されプロバイダが管理する方式,とがある。
また,WGでは,VPNを実現する方式としてPE(Provider Edge)によるレイヤ3 VPN,PEによるレイヤ2 VPN,プロバイダが管理するCE(Customer Edge)によるVPNの3方式を議論する。
(1) PEによるレイヤ3 VPN
IPやMPLSで実現されたサービスプロバイダネットワークに設置された装置によって提供されるVPNで,カスタマに対してIPレベルの転送機能を提供するもの。
(2) PEによるレイヤ2 VPN
IPやMPLSで実現されたサービスプロバイダネットワークに設置された装置によって提供されるVPNで,カスタマに対してフレームリレー,ATM,IEEE802 LAN等のデータリンクレベルの転送機能や,PDH,SONET/SDH等の物理レベルの転送機能を提供するもの。
(3) プロバイダが管理するCEによるVPN
カスタマサイトに設置されたCEデバイスによって提供されるVPNで,カスタマにIPレベルもしくはフレームリレー,ATM,IEEE802 LAN等のデータリンクレベルの転送機能や,PDH,SONET/SDH等の物理レベルの転送機能を提供するもの。