用語説明

WebDeFax(インターネット用電子ファクスシステム)

ファクス情報とWWWHTML)情報を相互に変換するメディア統合の情報流通プラットフォームで,受信したファクシミリデータをHTML文書に変換してWWWサーバに蓄積し,パソコンからWWWブラウザを使って自由に閲覧できるLAN対応のシステム。パソコンで通常のインターネット接続を行うのと同様にファクシミリデータの受信が可能。ファクシミリデータ受信側のユーザインタフェースはWWWブラウザで統一されているので,ファクシミリデータの自由な閲覧や加工が可能。さらにWWWブラウザによってユーザインタフェースを提供する他のグループウェア・ソフトウェア(スケジューラ等)との整合が容易に図れる。

本システムは,ファクス端末からホームページによるインターネット情報発信を可能とする「FAX掲示板サービス」,ファクスBOXの情報がそのままインターネットから利用できる「ファクス情報提供サービス」等のアプリケーションが容易に実現できるようになる。

代表的な機能として以下の2つがある。

(1) メーラ/ブラウザから送信

・ メーラやブラウザから送った書類をFAXに出力できる[添付ファイル(gif,tiff,ps等)の送信も可能である]。

・ メーラやブラウザ上からポケットベルを呼び出すことも可能である。

(2) ブラウザで受信

・ メーラやFAXから送った書類をWWW上で見ることができる[添付ファイル(gif,tiff,ps,jpeg,html)の送信もできる]。

したがって,送られてきた写真等をブラウザ上で見ることができる。上記(2)の機能を使うことにより,FAXやメールで送られてきた書類を容易にWWW上に発信することができる。「マルチメディア掲示板」はこういったWebDeFaxの技術の一部を利用して実現されたサービスである。