NTTソフトウェア研究所（当時）が開発した，ディジタル・コンテンツを安全かつ確実に販売するためのプラットフォーム。売買したいディジタル・コンテンツをカプセル化して購入者に配布しておき，その暗号を解く鍵情報をネットワークを介し購入者に送って復号化させる仕組み。商品の配送と決済処理を分離している点に特徴がある。コンテンツのカプセル化とは，コンテンツ自体を暗号化し，さらに電子署名を付加することをいい，このカプセル化により売買したいディジタル・コンテンツ自体の盗聴や改ざんを防ぐことができる。

NTTテレマーケティング（株）が運営するCD-ROM鍵サービス「miTa KaTTa（ミタカッタ）」（1995.6～）のために開発された技術を基盤にしている。Infoketは，インターネット上の情報販売サービスとして，ジャストシステム社が運営するJustNet上の「JustNetデジタルモール」やNTTプリンテック（株）が運営する「ECN電子出版実験」に適用されている。